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サスペンス

相続探偵2巻の感想※相続放棄の話がありそうで怖い。灰江の過去も

相続探偵2巻

相続探偵2巻です。

今回は相続放棄がメインの話が2つと、後妻業をテーマにした話が1つです。

相続放棄の話は、自分がそういう立場になったら、ちゃんと考えないといけない話。

お金持ちの家じゃなくてもある話です。

逆手に取れば、詐欺も出来るので、怖いです。

8.5話のセンチメンタル・ジャーニーでは、灰江の謎の過去が少し分かります。

相続探偵2巻の基本情報

漫画名相続探偵2巻
発売日2021/12/23
原作西荻弓絵
漫画幾田羊
出版社講談社
連載イブニング

目次

第7話 鎌倉の屋敷と兄妹と③
第8話 鎌倉の屋敷と兄妹と④
第8.5話 センチメンタル・ジャーニー
第9話 借り逃げ、どえりゃぁアカン!①
第10話 借り逃げ、どえりゃぁアカン!②
第11話 借り逃げ、どえりゃぁアカン!③
第12話 その女、危険につき①

相続探偵2巻の主な登場人物

灰江七生(ハイエナオ)

灰江相続調査事務所を営む探偵。
決め台詞は、「あんたの遺産は泣かせねーぜ
多額の借金がある。
コーヒー豆を豆ごと食べる。

三富令子

事務所のスタッフ。
秘書兼調査担当、元医大生。
プライムジムでアルバイトをしている

福士遥

テレビ番組「ランチタイム」にも出演している人気の弁護士。
灰江の過去を知るほか。
プライムジムに客として通い、令子のことが好きに

朝永秀樹

事務所のスタッフ。
元警視庁科捜研のエース研究員。
ITが得意。

相続探偵2巻の感想

鎌倉の屋敷と兄妹と※生前贈与について

鎌倉の名家の相続が舞台、1巻から続きです。

兄の城丸足高は、駆け落ちして出て行った妹の葉月を言いくるめて、生活費名目の手切れ金100万円を渡して、実家の相続を放棄させます。

でも、灰江は、実家が鎌倉の古民家で、価値が高いことを調べ、この相続が詐欺では?と疑います。

灰江の指摘で、兄の足高は、嘘をついていたことを認めます。

投資家で有名な彼ですが、FXで多額の借金をしていて、その借金を両親に返済してもらってました。

罪を認め、実家と現金の遺留分を妹の葉月に払うと言いますが・・・というお話です。

今回は、相続放棄生前贈与の話です。

生前贈与は、贈与したという形がなくても、実際にお金の移動があれば、成立するします。

虚偽や強引なやり方で相続を放棄させても、法律は守ってくれます。

そこを灰江がうまく付くのが面白い。

展開が派手なので、ドラマ化しやすそうなお話です。

センチメンタル・ジャーニー※灰江の過去が少し分かる

鎌倉の屋敷と兄妹との後日談です。

屋敷に財産があったというオチです。

でも、妹の葉月が家を守ろうとした理由は、おじいちゃんだけが私に優しい、それだけでした。

祖父のことを思うセンチメンタルな話ですが、もう一展開あります。

それは灰江の過去についてです。

相続が一段落して、灰江は、お気に入りの喫茶店「サバンナ」に行きます。

マスターから、すごいコーヒー豆「コピ・ルアク」が入ったよと言われます。
※コピ・ルアクは、ジャコウネコのフンから取れる高価な豆。灰江は、良くコーヒー豆を豆ごと食べます。

100g 8,000円と高いのですが、灰江は

一回、飲みたいって言ってたな

と買って、父の墓前に供えます。

そして、言います。

父さんの意志は泣かせないからな

灰江は、いろんなところですごい借金をしているようですが、その理由は、父が関係しているようですね。

借り逃げ、どえりゃぁアカン!※相続放棄の話、できそうで怖い

プログラマーの赤羽桂が、灰江の事務所に相談に訪れます。

大学時代の恩師の伊代島彰教授に、AIによる画期的な検索エンジンの研究開発費として、500万円を貸していました。

しかし、伊代島教授が亡くなったことを、知り合いから聞きます。

借金も相続されるだろうと、息子の伊代島正尚と英徳の兄弟に催促をします。

すると、相続放棄をしたし、そもそも借用書に返す期日が書いてないから無効だと、返済を断られます。

弁護士にも相談したところ、無理ですねと言われて、灰江に泣きついたという話です。

灰江は、言います。

遺産を放棄させなければいいんです

どうやって、遺産を放棄させるかが、この話のポイントです。

借金を相続することになったら、大事なことが書かれています。

その女、危険につき※後妻業の話

今回の依頼人は、14歳の恵蒜真琴(えびるまこと)、中学生の女の子です。

最近、亡くなった資産家の島村武三の娘で、2年前に母と島村が離婚、その後、4か月前に島村は再婚しました。

7億円の遺産と、3億円の保険金。

遺言書によると、遺産は、再婚した妻の島村紗流(しまむらさりゅう)に全部と書かれていました。

真琴は、離婚の際に、財産分与で何ももらえず苦労している母が可哀相で、相談にきたとのことです。

ただ、真琴と一緒に、大国生命の鬼頭倫三(きとうみちぞう)も来ます。

再婚した妻の紗流が、要注意受取人、高額な生命保険を複数回受け取ったことがある人物だからです。

悪徳後妻業の話ですが、イブニングで読んで、続きを知っています。

紗流はなかなかの女です。

まとめ

今回も相続の裏を書こうとする曲者が勢ぞろいします。

それを灰江が正しい方法で、遺産を泣かせないのが面白いところ。

でも、相続放棄をさせるやり方は、ちょっと怖いやり方です。

悪用が簡単に出来そうなのが怖いです。

あと、灰江は弁護士でないので、報酬を受け取ることができないと言ってました。

では、なぜ、こんなことをしているのでしょうか?

そして、灰江の莫大な借金はなぜ作ったのか?

そこも気になりますね。

相続探偵2巻の試し読み

相続探偵2巻は、DMMブックスで試し読みができます。

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