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SF

たかが黄昏れ1巻の感想※花沢先生がギブアップと言った理由を勝手に考察

たかが黄昏れ1巻

テレビ番組のマンガ沼で、麒麟の川島さんが、続きはどうした?と言っていたのが、花沢健吾先生のたかが黄昏れです。

約100年後の男がいなくなった女だけの世界の話です。

もし、男がいなければ?が細かく書かれています。

SFっぽくないですがSFな話です。

謎も多く、1巻きでは解決されないので、絶対続きが読みたい!と思う漫画。

あと、マンガ沼で、花沢先生が続きを断念と言った理由を勝手に考察しました。

基本情報

漫画名たかが黄昏れ1巻
発売日2019/2/11
著者花沢健吾
出版社小学館
連載ビッグコミックスペリオール

目次

第1話~第9話

主な登場人物

ひなた

主人公。女子高校生。17歳。
まだ見ぬ「男」に強い興味を抱く。
母は国家的女傑

若葉

ひなたの妹。
たぶん小学生。

ひなたの同級生。
左目に眼帯をして、左足は骨折?
松葉杖をついている。

感想

たかが黄昏れ1巻の感想です。

女だけしかいない不思議な世界ですが、それ以外にも不思議な謎があり、そこが気になります。

男がいない女だけの世界

たかが黄昏れの最大のポイントは、男がいない女だけの世界ということです。

舞台は2119年の日本、主人公のひなたが生まれた年(17歳っぽいので2102年)に、日本最後の「男」が死亡します。

ひなたの世代は「ゼロ世代」と言われ、まったく男がいない世代です。

でも、男がいた名残は、残っています。

大衆浴場は、女湯と女湯が二つ、学校のトイレも女子トレイが二つ。

ただ、男の存在は、法律で禁じられているようです。

第1話で、ひなたが、砂浜に「男」という文字を書きます。

例えば、友達は、「ちょっとやめなよ犯罪だよ」と言います。

男がいない世界であり、男の存在がなかった事、触れてはいけないものにされている世界がとても不思議。

それが当たり前のようにされているのですが、ひなたには、男への強い興味がありそう。

マテ貝が砂浜からぴょこぴょこ出るところに、何かを感じています。

どうなるのか気になります。

出産ができ、徴兵制がある

不思議なのが出産ができていることです。

この世界の日本国憲法では、下記のように規定されています。

国家の繁栄のために女性は出産の権利及び義務はこれを保持する。
~略~
徴兵制はこれを参加するものとする

また、徴兵制もあります。

憲法に規定されているだけでなく、女子高生たちが生理がこないと言ったり、2人出産すると、徴兵免除だったりで、出産ができているようです。

ただ、本当に出産できているのか不思議です。

赤ちゃんとか出てこないんです。

あと、徴兵の必要性も不思議です。

敵は、アメリカなんでしょうが、アメリカ人は出てきてないです。

戦前のような世界観

2119年という近未来なのですが、近代的なものがなく、昭和どころか、戦前の暮らしのようです。

食べ物は配給制ですし(なぜかドローンで配給)、足りないので、砂浜に出て、シャコガイや、マテ貝をとって、食べてます。
※カラスが奪いにくるので、パチンコでカラスを退治しなくてはいけません。

あと、猪が害獣として存在し、現れると猟友隊が、駆除しにきます。
※猟友隊の人が女性なのに、ひげが生えてるのも不思議です。

また、学校で英語を勉強しますが、アメリカは敵国で、英語は敵国の言葉です。

まさに、第二次世界大戦の時代のような暮らしで、アメリカを敵視していたり、反体制語みたいな言語弾圧もあります。

何があって、このような世界になったのでしょうか?

たかが黄昏れの続きを断念した理由を考察※ネタバレ含む

マンガ沼で、麒麟の川島さんの続きは、どうなったんですか?の問いに、花沢先生がギブアップと答えていました。

たかが黄昏れの続きは作る予定がないようです。

理由として、世間の女性差別の声にちょっと・・・みたいなことを言っておられたので、性の違いを書こうと思っていたけど、女性差別と思われないうまい着地点が見つかっていないのかもしれません。

そこを踏まえて、たかが黄昏れの続きを断念した理由を勝手に考察します。

本当に男性がいないのか?日本にいないだけかも・・・

本当に男性がいないのか?については、1巻で結果が出ています。

ただ、男がいないことについて、1話で、「日本最後の男が死んだ・・・」としか書かれていません。

アメリカを敵視したりする感じから、鎖国っぽいことになっていて、日本だけが女だけの世界になっているのでは?とも思います。

人口が大幅に減った理由は、革命があったから

左眼帯、左脚負傷のひなたの友達の楓が、1億2000万人の人口が100年で2000万人足らずに減ったという話をしています。

男がいなくなったのなら、6000万人くらいになるはずなのに・・・との話です。

あと、ひなたの母が国家的女傑(英雄)と言われていました。

国家的英雄は、主に共産圏で独立をなしとげたものに与えられる称号です。

楓は、ひなたに、男の名残である小便器を見せたときに、弾圧や保護の話をしていました。

推測すると、女性の権利解放のウーマンリブのような革命が起き、男性を弾圧、日本から、男性を追い出したのでは?と考えます。

男性の権利を認める側と認めない側で、戦いが起きたから、大幅に人口が減り、自殺者も多かったのではと思います。

自然減ではなく、戦いの結果では?

そして、日本に居れなくなった男は、海外に逃げたのでは?と考えます。

逃げた男がいるから、アメリカは敵国なのでは?

檻に入れて、見世物のようにしていたとの話は、捕虜の収容所の話っぽく、戦いがあった感じがします。

続きを断念したのは、フェミニストへの皮肉と思われそうだったから

花沢先生が、たかが黄昏れの続きを断念したのは、女性が男性へ革命を起こすような流れを書くことが、世間に悪く解釈されそうと思ったからではないでしょうか?

女性専用車両を代表に、女性を守るために、男性を排除するようなサービスが多くあります。

そこにヒントを得て、女性だけの世界があったらと、先生は考えたのではないでしょうか?

今の日本を女性だけにしようと考えると、男性を追い出すことが現実的な方法です。

いかに男性を追い出したかみたいなことを書くことは、metoo運動が活発になっている昨今、フェミニストへの皮肉と思われると考えたのではと思いました。

あくまでも漫画の話なので、良いとは思うのですが、最近、怖いですもんね。

もし、そうなら、面白い漫画の続きが作られなくてちょっと悲しいです。

まとめ:面白いのにもったいない

たかが黄昏は、謎が多くて、答えが知りたいのに、続きが出なくて、もったいないです。

記事に書いたこと以外に、

・「たかが黄昏れ されど夜明けを待ち詫びて」の詩の元ネタ
→探しても元ネタっぽいのがみつかりません。

・「ドブネズミみたいに・・・」なぜかブルーハーツのリンダリンダが、男性に歌い継がれていた
→なぜ、ブルーハーツ、リンダリンダ

なども謎です。

答えが知りたいので、花沢先生には、続きを書いてほしいですね。

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