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サスペンス

ダーウィンクラブ4巻の感想※クラブへの入会の試練と儀式、その目的とは?

ダーウィンクラブ4巻

ダーウィンクラブへの切符を手に入れた大良。

4巻では、ダーウィンクラブに入会します。

ダーウィンクラブの奇妙な入会の儀式、理想と目的。

その理想や目的は、一見、理にかなったことのように思います。

でも、とても奇妙。

そして、最後に、あの男に会います。

ダーウィンクラブ 4巻の基本情報

漫画名ダーウィンクラブ 4巻
発売日2023/2/8
著者朱戸アオ
出版社講談社
掲載誌週刊モーニング

ダーウィンクラブ 4巻のあらすじ

トロイに潜入、クラブの手助けをして、爆弾を運んだことで、クラブに認められた大良。
クラブから受け取ったカードを手に、クラブ入会の儀式を受けることになります。
その儀式は、実に奇妙なもの。
大良は、そこで、彼らの思想を知ることになります。

目次

第28話 袋の鼠
第29話 猿どもに囲まれたロバ
第30話 狼に告白する羊
第31話 黄金山に暮らす鳥は黄金になる
第32話 老いた馬は道を知る
第33話 卵の上を歩く
第34話 踏まれる尾を持っている
第35話 投瓜得瓊
第36話 鶏群の一鶴
第37話 大いなる精神大いなる獣

ダーウィンクラブ4巻の感想

優生思想:戦争をしてはいけない理由

4巻の冒頭にあるのが、ダーウィンが説く、戦争をしてはいけない理由です。

その理由は、平和的でも何でもないもの。

優生思想に基づくものです。

そして、それを説く相手が、ザ戦争とも言える相手。

冒頭の1、2ページですが、4巻のすべてを物語っているような内容です。

奇妙なクラブへの入会の試練

結果的に、トロイへのテロの手助けをすることになった大良。

それが認められたことで、クラブへの入会の儀式を受けることになります。

袋を被り、バスに乗せられ、動物の利己的性質についてのテープを聞かされます。

会場に付き、種の起源 第4章 自然淘汰の一説を聞くと、入会の試練が始まります。

クラブの入会儀式は、とても奇妙です。

まずは、袋を被ったまま、ギロチンのように、縄で首をしめられ、秘密の告白をさせられます。

そして、さらにひどいことが始まります。

人間を精神的にも肉体的にも追い詰める。

全てをささげられる人間を選ぶ試験のよう。

KKKを彷彿とさせますね。

ダーウィンクラブの目的:特別であること

晴れて入会することができた大良。

以前、ネクストファミリー協会で一緒になった香取さんも一緒に入会します。

そして、大良は、思わぬ人物に会います。

敵だと思っていた人ですが、彼なりの理由はありました。

入会の儀式が始まり、あの刻印も受けます。

ダーウィンクラブの内容が明らかになります。

見習いは、ラボック君と呼ばれること。

その役割に応じて、エラズマス、ヘンズロー、ハクスリーなどの肩書があることなど。

そして、会員になるとノルマとして、収入の何割かを納めなければいけないことなど。

もう一つ、大良、そして、香取さんが入会できた理由です。

それは特別であること。

この特別の意味が、とてもやっかいです。

そして、最後にあの人物に会います。

まとめ:ダーウィンクラブの目的は、優生思想、生殖と淘汰

4巻になり、ダーウィンクラブの目的が見えてきました。

具体的に、名言されていませんが、優生思想だと思われます。

試練を受ける前のバスで流れるメッセージは、自己を犠牲にして他者を助ける利他的性質。

入会の儀式で読まれるのは、種の起源、第4章 自然淘汰の一説です。

クラブで階級を上げるには、生殖と淘汰。

才能のあるもの、特別なものが子孫を残すことです。

合理的な考え方ですが、やり方がヤバいですね。

爆弾を運ぶことも、淘汰(セレクション)の一環です。

一般的な常識とかけ離れたことが、当たり前のように行われるダーウィンクラブ。

4巻は、派手なバトルがあるわけではないですが、そこはかとない怖さがあります。

そして、最後に会う人物。

5巻も目が離せないです。

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