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サスペンス

ダーウィンクラブ 1巻の感想※謎だらけのクライムサスペンス。ダーウィンにヒントがある?

ダーウィンクラブ1巻

モーニングに連載中で、「リウーを待ちながら」「インハンド」などでおなじみの朱戸アオ先生が書く新作漫画がダーウィンクラブです。

冒頭から衝撃の展開です。

お金持ちの世界的企業約100社に対し、犬がしゃべる映像で、経済格差を是正しないと、この世界から抹殺すると警告とラクガキが・・・。

そして、3年後、実際にテロが起きるんです。

世界的に貧富の差が拡大し、日本でも、成長から分配とのスローガンが叫ばれ、格差是正の波が高まっています。

現実に起こりうるクライムサスペンスが始まります。

ダーウィンクラブ 1巻の基本情報

漫画名ダーウィンクラブ 1巻
発売日2021/10/20
著者朱戸アオ
出版社講談社
掲載誌週刊モーニング

目次

第1話 犬も歩けば棒に当たる
第2話 寝ている猫を起こす
第3話 狼を捕まえたいなら穴を見つけろ
第4話 ロバをしっかり繋ぐ
第5話 懐で毒蛇を暖める
第6話 お前の口はお前の虎
第7話 朝歌う鳥を猫が夜咥えている【前編】

ダーウィンクラブ 1巻の感想

始まりはアングリービークルの警告から

始まりは、怒れる犬の警告映像と企業の看板への赤いペンキです。

怒れる犬(アングリービークル)が警告するのは、大企業のワイルドスペース社。

世界的な問題の解決のため、CEOと従業員の年収格差を1000倍以上から、200倍未満に下げるよう協力してほしいとのこと。

期限は3年。

要請に答えることができない場合は、その企業は世界から消滅するとのことです。

この警告は、ワイルドスペース以外の世界的な大企業100社以上にも送られていたのです。

貧富の格差是正のためのテロは、リアルに起きそうな話です。

アメリカのトランプが勝った理由も、貧富の差の拡大。

産業革命の時には、ラッダイト運動が起きましたが、それと同じことが起きてもおかしくない!そんな現代ですね。

主人公の石井大良

主人公は、石井大良(いしいたいら)です。

2011年スペースシャトル最後の打ち上げの日(史実では7月9日)に、父親の石井将吾を殺されます。

大良は、隠れていた自宅で、犯人の顔、そして、左手首の謎の模様を見ます。

それは、212という数字と謎の模様でした。

大良には、顔を覚えるという特殊能力があり、10歳のこの時に見た顔を、2021年の現在でも覚えています。

なので、主人公が父親を殺されたのは、おそらく10年前ですね。

父親が殺されるシーンが出てくるのですが、父親が何かを知っているようにも思え、そして、殺した犯人の行動が謎です。

父親の生年月日の確認とか、殺したあとにおめでとうという感じとか・・・

謎だらけですが、逆にワクワクしますね。

フロリダのメリットアイランドと同時に、東京のお台場でもテロ、そしてアイツが

2021年、北品川署に勤務する刑事となった大良。

勤務中に、後輩の宮本と、ワイルドスペース社のロケット打ち上げ中継を見ています。

同時に、次にロケットに乗る日本のIT企業の天木社長の会見のため、お台場の東京会場の中継もあります。

そこに、ワイルドスペース社でテロが起きます。

同時に、東京のお台場の会場でも爆発が起きます。

その中継のなか、大良はアイツを発見します。

すぐにお台場に行く大良。

爆発に巻き込まれた人を助けつつ、遺体となった人の確認を。

そこには、なぜか左手首が切り取られた死体があります。

現代に戻り、テロと父親を殺した犯人がつながりました。

犯人の手掛かりは、顔と左手首の模様

顔の確認はできたのですが、模様は確認できずでした。

そして、このテロも謎です。

左手首が切り取られた死体が、アメリカにもありました。

そして、それぞれ、ちゃんと動機のある犯人が捕まります。

テロは起きるものの、しっかりと事件は終わる。

納得の行きすぎる終わり方が逆に怖いですね。

謎の組織「ダーウィンクラブ?」

大良が追う犯人は、近くにいます。

彼らはかなりの人数のよう。

謎の組織で、合言葉があります。

「以前パタゴニアに行きましてね
グアナコっていう生き物がいるんですよ・・・」

と言うもの。

彼らの言う言葉は、抽象すぎて、良くわかりません。

ちなみに言葉をネットで調べたりしたのですが、何も出てきません。

これも謎です。

ダーウィンについて調べました

ダーウィンクラブの1巻は、謎だらけのスタートです。

主人公の石井大良の目的が、父親殺しの犯人を見つけることで、その犯人が恐らく謎の組織なんだろうと言うことは分かります。

でも、それ以外の手掛かりがありそうでありません。

ちなみに1巻では、ダーウィンという言葉も1回も出てきていない気がします。

でも、この漫画、ダーウィンに関連することがとても多いです。

212は、ダーウィンの誕生日

父親殺しの犯人の左手首にある数字「212」は、ダーウィンの誕生日です。

ダーウィンは、1809年2月12日生まれ、1882年4月19日に死亡しています。

ちなみにアメリカの16代大統領エイブラハム・リンカーンも、まったく同じ誕生日です。

あと、2021年は、ダーウィンが生まれて212年たった年です。

左手首の模様は、種の起源に生命の木っぽい

左手首の模様も、種の起源に書かれている生命の木(Tree of Life)に似ています。

生命の木
wikipediaより引用

犬の名前「アングリービーグル」のビーグルは、ダーウィンが後悔した船の名前

種の起源を書いたことで、生物学者のように思えるダーウィンですが、彼は地質学者でした。

大良の父親を殺した犯人が、謎の言葉を話します。

そこに地質に関することがありますが、これもダーウィンの言葉のような気がします。

ダーウィンは、1831年にケンブリッジ大学を卒業すると、イギリス海軍の測量船ビーグル号に乗り、長い航海に出ています。

その途中で、ガラパゴス諸島などに寄り、ここでの経験が、後の種の起源の執筆に影響しています。

ちなみに、この航海の途中、1833年にパタゴニアに行き、当然、グアナコにも会っているはずです。

グアナコは、南米のパタゴニアにのみ生息するラクダ科の動物。

アルパカの親戚です。

サブタイトルは、朱戸アオ先生のtwitterで答え合わせ

ダーウィンクラブの各話のサブタイトルは、謎だらけです。

サブタイトルの意味ですが、朱戸アオ先生のtwitterを見ると、答えが分かります。

例えば、第7話 朝歌う鳥を猫が夜咥えているの意味はこんな感じ

ダーウィンクラブを気にった方は、ぜひ朱戸アオ先生のtwitterも見てください。
→朱戸アオ先生のtwitterはこちら

まとめ:ダーウィンクラブとは何?

謎だらけのパズルのような漫画ですが、分からなすぎて、面白いです。

それに、題名のダーウィンクラブに関する言及がありませんし、謎の組織の目的も定かではありません。

人間が進化するために、野生に帰ろうみたいなことのように思うのですが、それも推測です。

モーニングの連載も毎週読んでいるのですが、分かりません。

ちなみに目次も、動物がキーワードになっていますが、それも意味不明です。

謎めいたサスペンスで、分からない。

だからこそ、パズルのピースがはまるとすごい驚きがありそう。

そんな気がします。

ダーウィンクラブ 1巻の試し読み

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