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格闘バトル

漫画イリオス1巻の感想※神に勝てるのか?ヤクザの若頭が最強の刺客「半神」に挑む

イリオス1巻

DMMブックスの試し読みで1話を読んで、そのインパクトで買ったのがイリオスです。

3人の女神がリンゴを渡すと言うファンタジーなオープニングのこの漫画。

でも、舞台は、現代の日本、主人公は、ヤクザの若頭です。

強い主人公が無双するのかと思いきや、敵は化け物のように強い半神です。

神に反抗する主人公亀山パリスが、半神アキレスと戦う、アキレスvs亀山のバトルが始まります。

イリオス1巻の基本情報

漫画名イリオス1巻
発売日2022/8/17
著者円城寺真己
出版社集英社
連載週刊ヤングジャンプ

曲目

第1部 アキレスと亀山

第1歌 パリスの審判 前編
第2歌 パリスの審判 後編
第3歌 リュラの音
第4歌 俊足のアキレス
第5歌 アキレスと亀のパラドックス
第6歌 残り五分と三発
第7歌 影長く曳く槍

イリオスの登場人物

亀山パリス

主人公で、九州の伊莉雄(イリオス)会系亀松組の若頭です。

ヤクザに見えない美しい顔の持ち主ですが、縄張りを荒らしをする密輸業者の股間を打ち抜く度胸の強さも持っています。

また、全てを手に入れる野心と、それを裏付ける知性を持っています。

亀山松吉

パリスの父親で、亀松組の組長です。

崇目ムネオ

赤維屋(アカイヤ)会の会長、崇目(アガメ)です。

王の中の王 日本最大の任侠組織のトップで、実質的に日本を支配する男。

奴狙オサム

赤維屋会系の最大組織奴狙(メネラ)組の組長です。

武闘派で知られています。

エレナ

美しい女性ですが、奴狙の若妻です。

半神アキレス

化け物のように強い男。
半神と言われるように、人間離れした身体能力の持ち主です。

イリオス1巻の感想

亀山パリスと3人の女神

イリオスの初まりは、ファンタジーです。

パリスは夢の中、足元には黄金の林檎、目の前には3人の女神に会います。

女神は、3人のうちで一番美しい女神に林檎を渡しなさい

1人目の女神は、国を
2人目の女神は、勝利を
3人目の女神を、世界でもっとも美しい妻を

授けようと言われます。

舞台は変わって九州某所。

覚せい剤の密輸による縄張り荒しを片付けたパリスは、亀松組の組長の父より、関東の赤維屋会の宴会に出席するよう言われます。

パリスは、日本中の大物が集まるその宴会で、崇目ムネオより赤維屋会が支配する日本という国を実感させられます。

そこに居合わせたのは、奴狙オサム。

赤維屋会最大の奴狙組の組長で、武闘派として知られます。

奴狙にからかわれ敗北感を感じるパリス。

そして、美しい女性のエレナを見つけます。

ただ、エレナは奴狙の若妻でした。

パリスは、赤維屋会に、国を支配するということ、勝利を手にしたい相手、美しい女性を見せつけられます。

その赤維屋会ですが、力の源は、そのホテルの最上階のスイートでライオンを喰っている半神でした。

3人の女神の話が、現実とリンクします。

漫画の冒頭にある通り主人公の亀山パリスは、相当の切れ者です。

パリスがどの女神を選ぶのかに注目です。

そして、半神

びっくりするような登場の仕方、でも、動き出した半神は、さらにびっくりです。

美しいエレナ

美しいエレナに、パリスは当然のように近づきます。

奴狙の屋敷で、厳重な警戒のもと飼われているエレナ。

彼女の唯一の楽しみは、バーチャル世界。

誰も入ってこれないはずの空間にパリスは現れます。

なんで、バーチャル空間に現れるのか不思議ですが、パリスは絵本の世界の王子様のような登場の仕方をします。

王子様のように美しい顔ですが、彼はヤクザの若頭。

エレナを手に入れた彼は、3人の女神の問いに関し、傲慢な答えを出します。

でも、すぐにそのツケを払わされます。

半神‟アキレス”

エレナを取り戻すため、奴狙に相談された崇目は、アキレスを使います。

ライオンを喰らい、10人を超える女性を抱く、超人アキレス。

パリスを追い、動き出したアキレスは化け物のようなスゴさ。

パリスのボディーガードコウタの頭を握力だけで潰し、車で逃げるパリスを走って追いかけ、追いつきます。

人を超えた、まさに神です。

パリスは、女神を怒らせた運命か?と考えます。

動き出したアキレスは、異常です。

ターミネータ2のT-1000のような怖さですね。

アキレスvs亀

逃げるパリスと追うアキレスのバトルが始まります。

圧倒的なアキレスですが、パリスも引きません。

ほんの少しのパラドックスを利用して、策を練ります。

2人のバトルは、まさにアキレスと亀

アキレスと亀は、哲学者ゼノンが提示した不合理だとわかっていても、なかなか論破できないパラドックスです。

パリスがやろうとしていることは、本当に論破できないのか、壮絶なバトルです。

まとめ:元ネタはギリシャ神話のトロイア戦争、同じように進むのか?

日本のヤクザをモチーフにした話ですが、パリス、イリオス、アカイアなど、元ネタはギリシャ神話のトロイア戦争っぽいです。

トロイア戦争は、こんな感じです。

トロイア戦争
イリオスは、プリアモス王の時にギリシア勢に攻め込まれ、滅亡することとなった。

この戦争の発端はゼウスの思慮によるもので、人口調節のためとも神の名声を高めるためとも伝えられる。プリアモス王の后ヘカベーは、息子パリス(アレクサンドロス)を生むとき「自分が燃える木を生み、それが燃え広がってイリオスが焼け落ちる」という夢を見た。この夢の通り、パリスはイリオスにとって災厄の種となった。パリスは、ヘーラー、アテーナー、アプロディーテーの三女神の美の競合、いわゆるパリスの審判によりアプロディーテーからスパルタ王メネラーオスの妻ヘレネーを奪って妻とすることを約された。彼はスパルタからヘレネーを奪ったため、メネラーオスは直ちにトロイアにヘレネーを帰すよう求めた。しかし交渉は決裂、メネラーオスは兄アガメムノーンとともにトロイア攻略を画策した。
wikiより引用

トロイの木馬で有名なイリオスですが、伝記でおなじみのシュリーマンによって発掘された実在の都市です。

史実では、アカイアの勝利に終わります。

漫画「イリオス」は、史実通り、ギリシャ神話通りに終わるのでしょうか?

神に逆らった、パリスの運命がどうなるか楽しみです。

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