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サスペンス

ダーウィンクラブ 2巻の感想※トマス・ヘンリー・ハクスリーという存在など

ダーウィンクラブ2巻

ダーウィンクラブの2巻です。

1巻では、現実に起こりうるようなテロで興味がそそられました。

2巻では、主人公石井大良の父を殺した佐藤に近づきます。

そして、漫画のタイトルのダーウィンクラブという名前が登場します。

ダーウィンクラブ 2巻の基本情報

漫画名ダーウィンクラブ 2巻
発売日2022/1/21
著者朱戸アオ
出版社講談社
掲載誌週刊モーニング

目次

第8話 朝歌う鳥を猫が夜咥えている【後篇】
第9話 犬と猿
第10話 兎も3つの穴を掘る
第11話 ダーウィンのブルドッグ
第12話 山の下から虎の争いを見る
第13話 粘土の牛が海に行く
第14話 蜥蜴の尻尾を燃やす
第15話 狼はどんなに飼いならしても森を見る【前編】
第16話 狼はどんなに飼いならしても森を見る【後編】
第17話 ダーウインクラブ

ダーウィンクラブ 2巻の感想

宮本の死

佐藤を追う大良、目の前まで近づいたものの、逮捕を上司の松井に止められます。

そして、帰ると、警察内部の映像とともに、後輩の宮本の自殺が知らされます。

自殺であることを信じられない大良。

自殺と決めつける監察に、突っかかりますが、何も変わりません。

そして、大良と宮本の上司だった若松課長が、辞職することになります。

「では、またクラブで」

という言葉を残して・・・

全てが仕組まれていた、そういう印象です。

ただ、宮本を実際に誰が殺したのか、どうやって殺したのかは分かりません。

若松課長ほか、警察の上にもクラブのメンバーがいる様子。

不気味です。

トマス・ヘンリー・ハクスリー

宮本の死に疑問を持つ松井、元公安の高津が、仲間となり、秘密裏に、組織のことを調べ始めます。

佐藤(アングリービーグル)は、新たなテロの相手を、衣料品メーカーのSoku-Bに定め、社長に直接、寄付の依頼を行います。

Soku-Bの社長は、成長のために、計画必達のために、社員を厳しく指導、そして、自身も日本第3位の資産家です。

「テロリストとは交渉しない」

と、抵抗しますが、佐藤らアングリービーグルの攻撃が始まります。

第11話 ダーウィンのブルドッグから始まるのがこの話です。

冒頭に、おそらく1859年にダーウィンに当てた手紙が登場します。

親愛なるダーウィン・・・から始まる内容。

注目は、下記です。

「これから悪口と誤解があなたを待ち受けているでしょう

吠えかかってくる犬に対して

あなたには喧嘩に強い友人がいることを覚えていてください・・・」

そして、この文章を書いたのが、トマス・ヘンリー・ハクスリーです。
→トマス・ヘンリー・ハクスリーをwikiで

彼はイギリスの生物学者で、ダーウィンの番犬(ブルドッグ)とも言われ、ダーウィンの進化論を擁護し、口下手だったダーウィンの代わりに、論戦に立った人のようです。

面白いのは、彼が、Xクラブという非公式のダイニングクラブを結成していたこと。
→Xクラブをwikiで

佐藤に対し、謎の人物が、

「私のハクスリーくん」

と言います。

佐藤は、ダーウィンクラブにおける実行部隊なのでしょうか?

佐藤の死亡

テロの標的として狙われたSoku-B。

スキャンダルが週刊誌に出て、倉庫が火災となり、そこから、佐藤こと田中の死体が出てきます。

佐藤の行方を追い詰めた大良と松井ですが、ここでも、捕まえることができません。

手がかりを失った大良は、警察から去ることになります。

倉庫での佐藤のシーンが、秀逸です。

実写ドラマになれば、ここはとても良い映像になるのではないでしょうか?

種の起源にあるのかもしれない「なんと儚い・・・」から続く言葉、何を意味しているのでしょうか?

ダーウィンクラブ

警察を辞めた大良。

彼は、もう一度、犯人探しに戻ることになります。

何をしても先を越されることから、大良は、ある決断をします。

そして、ある人物から、ダーウィンクラブの存在を明らかにされます。

大良がダーウィンクラブに入るため、あの儀式を知っているのが面白いですね。

でも、どこで知ったのでしょうか?

あと、「ビーグルじゃなくて種の起源だな」というセリフも意味深。

やっと出てきたダーウィンクラブという名前。

でも、謎だらけです。

まとめ:ダーウィンクラブの本当の目的は何?

2巻となり、やっと、ダーウィンクラブという名称が出てきました。

そしてクラブの実行部隊とも言えるハクスリーの話も・・・。

最後に、クラブに入ると、成功するような話も出てきます。

ただ、そぐわないことをすると罰があることも。

ダーウィンクラブの本当の目的は何なのでしょうか?

テロリストですが、稼ぎすぎている企業に格差の是正を促す点などは、正しいことをしているようにも思えます。

ただ、それをなぜ非合法なやり方で行うのか?

不思議で面白いです。

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