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サスペンス

ダーウィンクラブ3巻の感想※クラブに潜入するために・・・

ダーウィンクラブ3巻の感想

ダーウィンクラブの3巻です。

2巻では、IT企業の社長で、ワイルドスペース社のロケットの発表で、宇宙へ飛び立とうとしていた天木の口から「ダーウィンクラブ」の存在が明かされます。

父親殺しの犯人であり、後輩の宮本の死に関連し、姿を消した佐藤を探すため、大良は、ダーウィンクラブへ潜入することを決意します。

ダーウィンクラブ 3巻の基本情報

漫画名ダーウィンクラブ 3巻
発売日2022/4/21
著者朱戸アオ
出版社講談社
掲載誌週刊モーニング

目次

第18話 鳥は飛ぶために、人は働くために生まれる
第19話 瓢箪から駒
第20話 ジャッカルもお年頃
第21話 蜜を食べることは、蜂の巣に入り込むこと
第22話 鯨を獲るために小魚を投げる
第23話 仏の道はハイエナを困らせる
第24話 猫の前の鳥
第25話 それぞれの雀は心を持っている
第26話 鷹には鷹の稼ぎ方
第27話 天には鳥の罠、地には鼠の罠

ダーウィンクラブ3巻の感想

新興物流企業のTroi(トロイ)へ入社

天木の教えから、ダーウィンクラブへ潜入する第一歩として、大良はTroiへ入社します。

Troiは、ITを駆使して配達をする物流企業。

気軽かつ、自由に働け、配送ルートや時間は、全てアプリが解決してくれる。

そんな、新しい働き方を提案する企業です。

そこで、めっちゃがんばる大良ですが、アプリの言う通りにしないと、(マイナスの)ポイントが貯まり、働らけなくなります。

不可解なルールの中、途中、人を助けたりしたことで、ポイントが貯まる大良。

そこに、小川が近づいてきます・・・。

ぶっちゃけUberのような仕組みのTroi。

アプリの言う通りにしないと、仕事ができても外される不可解。

まさに、アルゴリズムの奴隷ですね。

そして、小川が超あやしい・・・。

また、天木が何度か出てくるんですが、

「計画のはじまり~」

とか言います。

すべてクラブの計画なのか?

そんな気もします。

ネクストファミリー協会

近づいてきた小川に紹介されたのが、ネクストファミリー協会

クラブ?と思いきや、結婚紹介所です。

この結婚紹介所、なかなか納得できる仕組みです。

相手のプロフィールを見ることができません。

理由は、相手のプロフィールが見れると、見てくれの良い若い女性と、年収の高い男性のカップルしか生まれないということです。

ちゃんとしてますよね。

頭は賢くないですが、愛情深い大良は、人気になりますが、最後、墓穴を掘ります。

結婚紹介所の考え方がしっかりしていて、ちょっとびっくりです。

そして、結婚紹介所が間にある理由も。

ほんと、この漫画、設定がちゃんとしています。

ダーウィンクラブへ潜入するための最後の一歩とは・・・

小川は、親身になり、大良の面倒を見てくれます。

大良を飲みに連れて行ってくれ、結婚の相談にも乗り、借金の相談にも乗ってくれます。

ダーウィンクラブへかなり近づいたと思われるのですが、あと一つ何かが足りません。

でも、ひょんなことから最後のピースが埋まります。

それは、とても悲しいことですが・・・

大良が、警察の公安の高津の掛け合い、この巻のまとめのような気がします。

「天木には正しいことをしろって言われたし、
ネクストファミリー協会の人には、人をに愛される人間になれみたいなこと言われて、
今日会った弁護士の人には他人を助けろって言われました」

「とてもまともね」

「でも、同時にテロも起こして人を殺してる」

「あなたって、テロしなさそうよね」

で、テロを起こす側になるためのあと一歩です。

大良は、「彼らの考え方の近くに行かないと」って言いますが、それじゃなかったようです。

まともな人ほど、間違いを起こすって言いますよね。

間違いを起こすあと一歩って、こんなことだと思います。

まとめ:ダーウィンクラブの計画的な感じが怖い

週刊モーニング連載のこの漫画。

単行本で通して読むと、見えてくるものがどんどん変わります。

連載を読んでるときは、テロに関与するところが、この出来事があってこうなった・・くらいに思ってました。

でも、通して読むと、この出来事にもクラブが関わってる?って思えてきます。

そうなると、どこからどこまでクラブが仕掛けているのか分からなくなります。

そこが恐さであり、面白さです。

3巻の最後に、大良は、ダーウィンクラブへの切符を手にします。

4巻では、具体的なダーウィンクラブの中身が見えてきそうです。

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