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格闘バトル

魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う 第2巻の感想※ジャンヌダルク vs 武則天

魔女大戦2巻

魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合うの第2巻の感想です。

1巻では、第1試合の巴御前vsエリザベート・バートリーが行われ、最後は、巴御前が、豪魔法「禍断の空弓」を放ったところで終わりました。

この技で終わりかと思うところですが、もう一展開あります。

そして、第2戦、おそらく主人公のジャンヌ・ダルク vs 武則天の戦い。

武則天が良い悪者(ヒール)感を出してくれます。

魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う2巻の基本情報

漫画名魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う 2巻
発売日2021/9/18
原作河本ほむら
作画塩塚誠
出版社コアミックス
掲載誌月刊コミックゼノン
掲載アプリマンガほっと

目次

第5話 「正義」と「悪」
第6話 欲と願い
第7話 戦う理由
第8話 羽化
第9話 果てなき野望

魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う第2巻の感想

第一試合 巴御前vsエリザベート・バートリーの決着

まずは、第一試合です。

巴御前が、豪魔法「禍断の空弓」を放ち、バートリーの片腕を消し飛ばし、終わったと思われた勝負。

バートリーは、焼きゴテで身体を焼き、出血を止めます。

そして、拷問器具を集めて、巨大な武器を造ります。

対して、巴御前も応戦の構え。

バートリーは聞きます。

私が悪と言うのなら、あなたは何なの?
兵士のクセに、戦争の中で殺しまくった、私と同じ人殺しのクセに

巴御前は、言います。

正義か、
それは私にも分からん

と・・・

巴御前は、以仁王より平家追討の名を受け、夫の木曾義仲とともに戦いました。

正義の名の元に

しかし、源頼朝が鎌倉幕府を開くと、法皇と決別した義仲は、朝敵として、追われたのです。

正義の名の元に

巴御前は言います。

正義の意味は分からないが、敵が悪であることは分かる。
全ての悪を滅するのみ・・・

エリザベート・バートリーと巴御前の戦いは、最後の一撃で決まります。

真紅の断末魔(レッド・スクリーム)禍断の空弓・二の矢(まがたちのからゆみにのや)の激突の結果は・・・

第一試合から熱い戦いでした。

雌雄を決したのは、欲の強さ。

バートリーの真の欲求が何だったのかがポイントです。

原作の河本ほむらさんは、賭ケグルイでもおなじみの方。

賭ケグルイ同様、第一試合から、納得の行くストーリーでした。

第2試合 救国の英雄 ジャンヌ・ダルク vs 中華史上唯一の女帝 武則天

第2試合は、魔女大戦のおそらく主人公のジャンヌ・ダルクが登場します。

戦いの前、ジャンヌは巴御前に会い、聞きます。

何故、戦える?

巴御前は、言います。

後悔だ

魔女千夜血戦の開始直前、アグラットは、勝った場合について、もう一つ説明をしていました。

生きた人生の中で、好きな時間に戻れると・・・

第2試合、最初に登場するのは、武則天です。

7世紀の唐の時代、13歳で後宮に入り、虎視眈々と上を目指し、人類史上最も高みに登った、皇帝となった女。

最初の言葉が

ここは低い・・・、低すぎる

天上を目指し続ける上からキャラ、圧倒的です。

そして、ジャンヌ・ダルク

15世紀ヨーロッパ、英仏百年戦争で、連戦無敗のフランスを救ったのが農民の少女。

史実では、12歳の時に大天使ミカエルらの姿を見て、イングランドを駆逐するよう神の声を聞いたとされています。

しかし、フランスを救った後は、神から見捨てられ、処刑されます。

救国の英雄かつ悲運の少女、オルレアンの乙女と称されるのがジャンヌ・ダルクです。

対峙した二人。

武則天は、ジャンヌに言います。

自害せよ。命令だ。

おかしな命令ですが、闘技場にいた秦の始皇帝は言います。

中華の皇帝の命令は絶対と・・・

命令に従おうとするジャンヌ。

欲のない彼女は、魔女大戦にも、悪魔からの命令で参戦しました。

ただ、命令に抗います。

彼女にも気づいていない欲があったのです。

そして、戦いが始まります。

武則天は、魔装 凌征夷蛮戎狄(りょうせいいばんじゅうてき)を纏います。

無欲のジャンヌは、魔装をせず自前の武器と鎧で戦います。

しかし、まったく歯が立ちません。

欲の魔装に、現世の武器は意味がないのです。

ボコボコにやられ、トドメの一撃、覇魔法 九似昇天咬(きゅうじしょうてんこう)が決まった時、ジャンヌに変化が・・・

アグラットが最強の欲と称するジャンヌ・ダルクの欲とは?

主人公は、ジャンヌ・ダルクなのですが、それを凌駕する武則天のヒールっぷりですね。

天上欲、上しか見ない、自分以外は下という圧倒的な思想。

踏み台(ジャンヌダルク)とも呼びました。

だからこそ、ジャンヌが引き立ちますね。

まとめ:ジャンヌダルクの欲とは

第一試合、第二試合ともに終わり方が見事です。

かわいいキレイな女キャラがただ戦っているだけでない、ちゃんとした理由のある終わり方。

流石の河本ほむら原作って感じです。

特に、最強キャラになりそうなジャンヌダルクの欲の定義が良いですね。

無欲を欲が無いのではなく、そう考えさせるのかという感じです。

ある意味、言葉のレトリックですが、そういうところがスゴイです。

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