本ページはプロモーションが含まれています。
歴史

信長を殺した男〜日輪のデマルカシオン〜 1巻の感想※デマルカシオンの意味がすさまじい

信長を殺した男〜日輪のデマルカシオン〜1巻

新章「豊臣秀吉編」のスタートです。

明智光秀を主人公とした前作では、秀吉は悪役でしたが、信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~では、主人公として登場します。

冒頭から、第2次世界大戦に影響した者として、マイナスなスタートです。

でも、1話を読めば、豊臣秀吉がとんでもないことを考えていたことが分ります。

信長を超えるかもしれない大いなる野望を持った秀吉の光と闇の物語が始まります。

信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~ 1巻の基本情報

漫画名信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~ 1巻
発売日2021/10/19
漫画藤堂裕
原案明智憲三郎
出版社秋田書店
掲載誌別冊ヤングチャンピオン

目次

第1話 深淵
第2話 葬儀
第3話 後継者
第4話 柴田勝家
第5話 賤ケ岳の戦い
第6話 天正遣欧少年使節
コラム 「軍神秀吉」の謎
特別企画 麒麟 川島明×漫画家 藤堂裕「信長を殺した男」対談

信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~ 1巻の感想

秀吉の大いなる野望

冒頭に登場するのは、第二次世界大戦での日本の敗北です。

大日本帝国として、世界に戦争をしかけた日本。

江戸幕府後にできた明治政府は、日本で初めて大陸を攻めた太閤 豊臣秀吉を軍神として蘇らせました。

日本は、秀吉の失敗から学ぶことができませんでした。

時代は過去へ戻ります。

本能寺の変から、10年後の1592年「文禄の役」にて、秀吉は、朝鮮に攻め入ります。

わずか1ヶ月たらずで漢城(ソウル)まで攻め入った秀吉軍。

でも、秀吉の野望の先は、朝鮮だけではなく、その先の唐入り(明)、そしてその先にありました。

冒頭からびっくりする内容です。

朝鮮出兵の事実は知っていましたが、その先の先まで秀吉が考えていたのに驚きです。

そして当時の秀吉が率いた艦隊は、世界最大規模の軍事力だったことも・・・

前作では、卑怯な悪い奴のイメージでしたが、単なる悪ではなく、怪物です。

織田家をめぐる争い

1582年6月27日に、織田家の跡目を決める会議、清州会議が行われます。

ここで、織田家の跡目は、信長の孫の三法師に継がせることに決まります。

ただ、三法師は、小さい子供なので、後見人として、次男・信雄、三男・信孝が補佐することになり、それを家老衆が支え、信長の妹お市は、筆頭家老の柴田勝家が娶ることになりました。

うまく収まったように思われるこの内容ですが、すべて秀吉の思うがまま、ここから、秀吉の支配が着々と進みます。

秀吉の凄さは、智謀策略を張り巡らせることです。

その後、賤ケ岳の戦いが描かれますが、秀吉の策は、完璧です。

あと、柴田勝家の最後が描かれます。

最後の勝家の言葉

鬼の坦(はら)の切り様に候(そうろう)!!

のシーンは、すごいのでぜひ読んでください。

日輪のデマルカシオン

最後が本題です。

日輪のデマルカシオンというサブタイトルの意味です。

秀吉はなぜ、朝鮮出兵を行ったのか

それは、信長の戦略を引き継いだという面もありますが、もう一つが天正遣欧少年使節です。

九州のキリシタン使節として、少年たちが西欧に派遣されます。

そこで、見た光景は、日本人が奴隷として、売られている様子でした。

これが鎖国をし、そして、世界へと目を向けた理由でした。

そして、デマルカシオンです。

世界史を学べば、出てくる言葉です。

大航海時代に、スぺインとポルトガル両国はある条約を結びます。

それは、トルデシリャス条約、通称デマルカシオンです。

意味は、世界領土分割支配です。

教皇子午線を境に、東をポルトガル、西をスペインの2国で世界を支配するという内容です。

そして、日輪のデマルカシオン。

秀吉が考えた驚きの内容は、漫画でぜひ読んでください。

まとめ:秀吉の強欲さがすさまじい

この漫画では、豊臣秀吉を中国の怪物「饕餮(とうてつ)」と称して、紹介しています。

貧しい身分から、太閤にまで駆け上がった秀吉ですが、その欲は日本だけにとどまりません。

2巻以降は、成り上がりの物語が見れそう。

始まりは、ほんとビックリで、期待できます。

あと、巻末に、麒麟の川島さんと作者の藤堂先生の対談もあります。

信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~ 1巻の試し読み

信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~ 1巻は、DMMブックスで、無料サンプルで51ページ試し読みができます。

DMMブックスをクリックして、確認してください。

おすすめ記事
  • おすすめの投稿がありません