本ページはプロモーションが含まれています。
サスペンス

漫画「告白~コンフェッション~」の感想※カイジの福本伸行先生とかわぐちかいじ先生のコラボ作品

告白~コンフェッション~

テレビ番組 マンガ沼で、かまいたちの山内さんが推薦していたのが、告白~コンフェッション~です。

原作をカイジでおなじみの福本伸行先生、作画は沈黙の艦隊などでおなじみのかわぐちかいじ先生が担当されています。

1巻で完結。

登場人物たった2人の雪山の山小屋を舞台にした、シチュエーションサスペンスです。

告白~コンフェッション~の基本情報

漫画名告白~コンフェッション~
発売日2001/1/23
原作福本伸行
作画かわぐちかいじ
出版社講談社
掲載誌ヤングマガジンアッパーズ

告白~コンフェッション~のあらすじと感想

登場人物は山岳部OBの浅井と石倉の二人。雪山で遭難します。

告白は、尾張山3200メートルの時点で、遭難したことから始まります。

主人公は、浅井。

2年に一度、山岳部OBで尾張山へ登る事になっていましたが、都合がつかず、登ることになったのは、浅井と石倉の2名。

しかし、第3山小屋にたどり着く途中、ブリザードに会って遭難します。

しかも石倉は途中、事故に合い、脚を骨折。

視界が悪い夜の雪山、絶対絶命のピンチです。

生きるためにどうすれば良いか考える中、石倉が言います。

「すまなかった」

事故を起こしてしまったこと、
80kgの自分と一緒では、山小屋につくことが難しいこと、

おまえは俺を置いていくだろう、でも、そもそもプータローの俺に長生きしたってしかたがないという弱音も

そして、言います。

「重かった・・・」

石倉の告白が始まります。

石倉の告白

石倉は言います。

「オレが殺した」

「さゆりを殺したのオレなんだ」

石倉は、同じ山岳部の西田さゆりを殺したのは自分だと、殺人の告白を始めます。

尾張山で行方不明となり、半年後に死体として発見された彼女。

石倉は、自分が死ぬ前に最後の告白を始めたのです。

最後の告白をして、心の重荷をおろし、石倉は思い残すことはないと目を閉じます。

もう終わりかと思った、そのとき、浅井の目の前に現れたのは、山小屋でした。

コンフェッションという英語は、漫画の題名上は、告白と訳されていますが、実際は、自白が正しいようです。

死を悟ったとき、人間は悔いを残さないように、最後に良いことをしようとします。

それがあっさり裏切られる。

笑えるとも言えるシチュエーションですが、どうする?って感じですよね。

山小屋を見つけて浅井におぶられた石倉の顔がなんとも言えないです。

山小屋に入り、助かった二人

浅井は、石倉を見つけ、山小屋に入ります。

電話で助けを呼びますが、ふぶいている中なので、朝に助けが来ることになりました。

骨折した石倉は、左足が動かない状態です。

ここで、浅井には疑念がおきます。

殺人の告白をした石倉、このことを後悔しているのでは?

そして・・・

浅井は、雪山に捨てた荷物を取りに、一旦外に出ます。

浅井は、これからを考えて、殺人のことは他言しないとはっきり言おうと気持ちを決め、山小屋に戻ります。

すると、石倉が電話をしていました。

「はい、いえ、ひとりです」

二人いるのに、ひとりと言う理由は?

疑念が確信に変わります。

そして、長い夜が始まります。

夜の攻防が、この漫画のメインです。

カイジもそうですが、だめな人間の心理を書くのがうまい福本先生。

いろんな意味で考え、そして堕ちていく二人の様子がドキドキします。

客観的に見ると、ドリフのコントのようにも思えるシーン。

でも、主人公に感情移入すると、怖い夜です。

まとめ:冒頭の黒バックの文字がポイント

かまいたちの山内さんがコントのよう!と言っていましたが、お笑いコントにもなるようなびっくりの展開。

ただ、かわぐちかいじ先生の絵なので、サスペンス感が半端ないです。

長い夜の攻防は、映画やドラマ向き、演劇や舞台にもなりそうです。

そして、実は、答えが、最初のページに書かれています。

福本伸行先生のストーリーは、カイジもそうですが、駆け引きが見事です。

おなじコンビの漫画に「生存~life~」もあります。

福本伸行・かわぐちかいじのコンビの漫画には、生存~life~という作品もあります。

NHKでドラマ化もされた作品で、全3巻完結です。

告白が気に入れば、こちらもどうぞ!

第1話と最終話がつながる漫画まとめ
第1話と最終話がつながる漫画まとめ※告白・ひゃくえむ。・パイナップルARMY単行本や電子書籍を買って、一気に読むと、ストーリーのすごさに驚く漫画があります。 序盤に出たキャラ、セリフなどがの伏線が、後半に回...
おすすめ記事
  • おすすめの投稿がありません