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ギャグ・コメディ

カラオケ行こ!の感想※心があったかくなるヤクザ漫画。ブロマンスもの

カラオケ行こ!の感想

アメトークやマンガ沼で麒麟の川島さんがおすすめしていたのがこのカラオケ行こ!です。

ずっと気になっていたのですが、amazonや楽天で売り切れで、メルカリでも謎のプレミア価格で入手できず。

ジュンク堂に行ったら、たまたま1冊だけ見つけたので買いました。

漫画の終わりに書いてあるのですが、和山やま先生が同人誌で書いていたものに、描きおろしを加えて単行本にした作品です。

普通に笑える面白い漫画ですが、最後、ちょっと心があったかくなるブロマンス漫画です。

カラオケ行こ!の基本情報

漫画名カラオケ行こ!
発売日2020/09/10
著者和山やま
出版社KADOKAWA
掲載誌同人誌

目次

カラオケ行こ!(前篇)
カラオケ行こ!(後篇)
描きおろし
あとがき

カラオケ行こ!の登場人物

カラオケ行こ!の主要キャラは、中3男子の岡 聡美と、ヤクザの成田狂児の二人です。
ほぼ、二人で物語が進みます。

岡 聡実(おか さとみ)

森丘中学校合唱部の部長で中学3年生。
内向的な性格で、ヤクザにカラオケの指導を頼まれてビビるも、意外に毒舌。
2005年4月1日生まれ。血液型O型。

成田 狂児(なりた きょうじ)

四代目祭林組若頭補佐。
組長主催のカラオケ大会でうまくなるために合唱コンクールで中学生をつかまえる39歳。
若い時にヒモで暮らしてたくらいにモテる。
1980年5月5日生まれ。血液型A型。

組長

ヤクザなのに絶対音感を持っている。
カラオケと刺青が好き。

カラオケ行こ!の感想

ヤクザが合唱部の中3男子を捕まえて、カラオケを教えてもらう、それだけの漫画です。
設定がコミカルで、ヤクザはちゃんとヤクザで怖いですが、なんかあったかいお話です。

カラオケに行くことになるきっかけ

合唱コンクールの帰りに、岡聡美は、ヤクザの成田狂児に声をかけられます。

ヤクザの名刺を出して、第一声は「よろぴく」です。

成田の所属するブラック企業の組長は、カラオケ好きです。
2月、5月、8月、11月の年4回、死んだもの以外、出席不可なカラオケ大会が開かれます。

組長は、絶対音感の持ち主で、組員のカラオケの採点をして、点が悪かったものに罰ゲームをします。

その罰ゲームが、組長の趣味の刺青を彫ること。

素人なので、痛いし、絵心もないから変なのを彫られます。

それが嫌なので、カラオケを教えてほしいと言われるのです。

カラオケ天国で、カラオケを教える

ひとまず、歌を聴くことになります。

成田は、自分の18番のX-JAPAN「」を歌います。
※ちなみに、和山やま先生は、紅を歌っているところのカラオケの映像で手紙が燃えているところがお気に入りのシーンだそうです。

でも、岡は、紅は、曲として難しい、成田の声の低さに合ってないと指摘します。

それだけ言って、逃げようとするのですが、ラインを教えてしまいます。

それから、学校から10分のカラオケ天国という店で、週2回カラオケを教えることになります。

岡に言わせるとカラオケ地獄だそうです。

毒舌な岡とヤクザな成田

ある日、カラオケ天国に行くと、祭林組の組員が集まっています。

組員たちも岡に、歌を教えてほしいと言うのです。

ひとまず歌を聴いて、素直な意見を言います。

それが結構な毒舌、「うるさいです」とか言います。

どんな毒舌かは漫画を読んでください!

結構な毒舌なので、案の定、組員が切れて、岡は号泣します。

帰りにもう辞めるという岡ですが、いちごをくれたりする成田の優しさにふれて、授業は続けることになります。

カラオケ大会まで2週間前となった8月11日、成田が歌いすぎで声をつぶしていることもあり、自主練習のため、最後のカラオケとなります。

岡も合唱大会が同じ日で、練習があることも理由の一つです。

成田が歌いやすい曲をセレクトした帰り、成田もカラオケ大会するママの店とか、組事務所のツアーをしてくれて、解散となります。

ちなみに成田の車に乗った時に、岡は、ダッシュボードから、マジヤクザな物を見つけたりします。

あと、行ったらヤバイ危険地帯のマップももらいます。

カラオケ大会の前に

合唱大会のため、合唱部の練習をがんばる岡ですが、変声期に入り、うまく歌えず葛藤します。

ある日、家族が、岡に合唱コンクールのためにお守りを買ってくれます。

兄、母だけでなく、父も買ってくれて、お守りが被ったので、一つをお守りとして、成田に渡そうと思い、危険地帯に入ってしまいます。

そこで、チンピラにつかまり、号泣。

通りかった成田に助けてもらうのですが、怖かったり、うまく歌えない葛藤があったりが重なり、成田に当たります。

この時の言葉も毒舌なので、ここも漫画で読んでください。

ただ、お守りは渡します。

次の日、岡は合唱コンクールに向かう途中にある事故を見てしまいます。

最後は心があったまる

ネタバレみたいに感想を書いてしまっていますが、大事なところはこの後です。

全篇通して、コミカルでフフって感じのネタが多いので、漫画で読んでほしい作品です。

コメディですが、フリも効いていて、意外に緻密なストーリーになってます。

長編コントみたいです。

成田は、刺青がちゃんとあったり、ケンカで他人をボコボコにしたりするヤクザですが、良い奴です。

中学3年生を泣かせるようなことはしません。

岡も成田のことが好きで、高校の卒業文集に書くくらい。

ちょっと良い終わりになるので、ぜひストーリーを楽しんでください。

描きおろし!は、成田の昔の話

カラオケ行こ!は前篇と後篇で終わりです。

でも、追加で「描きおろし!」という書き下ろし漫画が描かれています。

成田狂児が20歳のときの話です。

カラオケ行こ!につながるので、こちらも楽しめます。

ちなみに舞台は、またカラオケ屋さんです。

あと、本当の最後に、二人のプロフィールが載ってます。

好きな女性芸能人も書いているので、必見です。

まとめ:和山やま先生の魅力がわかるブロマンス漫画

和山やま先生は、この漫画だけでなく、「女の園の星」でも人気の漫画家さんです。

ストーリーのことばかり書きましたが、カラオケ行こ!は、絵もキレイです。

人気が出るのもわかります。

テレビ番組のマンガ沼で紹介されていましたが、この作品、BLものではなくブロマンスものらしいです。

確かに狂児と聡美の関係は、歳離れた兄弟のような感じもあります。

ブロマンスとは、ブラザーロマンスの略で、性的な関係ではなく、男同士の親しい関係のこと

1巻で完結なので、和山やま先生の入門編としておすすめの漫画です。

※DMMブックスなら、無料試し読みができるので、下のDMMブックスリンクをクリックして、絵を見てください。

ちなみに、カラオケ行こ。の続編として、ファミレス行こ。がコミックビームにて、不定期連載中です。

こちらも面白いですよ。

ファミレス行こ!の感想
ファミレス行こ。の感想※月刊コミックビームで読めます和山やま先生の出世作カラオケ行こ!の続編が、ファミレス行こ。です。 主人公は、カラオケ行こ!から引き続き岡 聡美(おかさとみ)君。...

・参考
コミックナタリーにカラオケ行こ!の特集がありました。好きな方はぜひ
カラオケ行こ!特集 和山やま×江口夏美対談

夢中さ、きみに。
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