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トリリオンゲームのあらすじと感想レビューとまとめ※やる気が出る面白い漫画です

トリリオンゲーム

トリリオンゲームは、千鳥の二人も、いろはにちどりでオススメしている人気漫画です。

作画は「サンクチュアリ」の池上遼一、原作は「Dr.Stone」の稲垣理一郎という組み合わせの成り上がり漫画。

題名に書いてある通り、1兆ドル、トリリオンドル稼ぐために起業するスタートアップコミック。

2022年10月現在、最新刊5巻まで発売されています。

大好きな漫画なので、巻ごとの感想レビューをまとめました。

トリリオンゲームの基本情報

漫画名トリリオンゲーム
発売巻数1~5巻
原作稲垣理一郎
作画池上遼一
出版社小学館
掲載誌ビッグコミックスペリオール

トリリオンゲームのみどころ

ハルの破天荒さ

トリリオンゲームの一番の魅力は、魅力的な登場人物です。

特にハルの破天荒さには度肝を抜かれます。

ドラゴンバンクの内定を蹴り、社長令嬢の桐姫に向けて、ビルの窓に書く文字が、

「I’ll take you all」

俺たちのワガママは世界一と言いますが、とにかくやることが破天荒で大きいです。

それでいて、パートナーのガクの事はちゃんと考えています。

最初に集めた活動資金の20万円で買ったのがガクの椅子。

ガクのパソコンの腕に心底惚れているからこそできるお金の使い方。

男も女も夢中にさせるそんな主人公がハルです。

ガクの真面目さ

ハルとは正反対の性格なのがガクです。

陰キャで、就職は全部ダメ。

でも、パソコンの腕はぴか一です。

一人で、IT企業相手に、セキュリティチャンピオンシップで勝つほど。

自分のダメなところと、できるところを全部わかって、真面目に取り組むことができるところがガクの良さ。

4巻で少しワルいことをしますが、なりきれないガクも魅力的です。

稲垣理一郎先生のリアリティのあるストーリー

原作は、アイシールド21、Dr.Stoneで実績のある稲垣理一郎先生。

面白いものを作るために、エンタメの神に心を打った先生のストーリーは、最高です。

かなり破天荒なストーリーですが、監修もしっかり、入念に取材をしているので、リアリティがあります。

監修に、セキュリティの専門家や、サイバーエージェントの藤田社長といった大物がいるのもそうですが、スタイリストさんもいます。

それも、桐姫専属の・・・。

ファッションにもリアリティを求めて、桐姫にスタイリストをつけているそうです。

リアリティのあるストーリーは、こんな努力の賜物ですね。

この話は、稲垣先生がpodcastで話されていました。

気になる方は、下記のpodcastで!

池上遼一先生の迫力のある作画

作画は、サンクチュアリでおなじみ池上遼一先生。

劇画タッチの絵は、まさに大御所の風格。

トリリオンゲームでは、ハルは、破天荒でびっくりするようなことをします。

普通の漫画だったら、浮いてしまいますが、池上先生の絵だったら、それも様になります。

稲垣先生のぶっ飛んだストーリーをしっかり制御して、説得力を出す。

トリリオンゲームのリアリティの一端は、池上先生の画力のような気もします。

トリリオンゲームのあらすじと感想

トリリオンゲームは、陰キャなガクと、陽キャなハルの二人が主人公です。

ガクは、PCオタクで、パソコンに関しては天才ですが、コミュニケーション能力はまったくなし。

対して、ハルは、コミュ力最強で、ケンカも強く、女の子にもめちゃくちゃモテます。

この二人が手を組んで、時価総額1兆ドルの企業を作るのがトリリオンゲームです。

実際、1巻の最初に、世界長者番付で日本人が21世紀初のTOP10入り!と紹介されています。

本当にゼロからスタート!

思いもよらぬ方法で、起業して、成り上がっていきます。

1巻のあらすじと感想

1巻は、ハルとガクの出会いから始まります。

高校入学前、不良に買ったばかりのパソコンを盗まれたガク、そこを助けたのがハルです。

そして、ケンカをしたことをばれないようにハッキングで証拠を消したのがガクです。

そして、大学に入り、就職面接。

面接で就職失敗のガクに対して、コミュ力をいかし全勝のハル。

意中の会社に決まったハルですが、それだけでとどまりません。

社長令嬢の桐姫に、すべてをいただくと告げるハルの姿はかっこいい。

そして、トンデモない起業が始まります。

トリリオンゲーム
トリリオンゲーム1巻の感想※コミュ力最強の陽キャとPCオタクの陰キャが1兆ドル稼ぐ「Dr.Stone」の稲垣理一郎原作、「サンクチュアリ」の池上遼一作画の漫画がトリリオンゲームです。 題名の通り、1兆ドル稼ぐ物語...

2巻のあらすじと感想

資金調達のために、ハッキングの大会ことセキュリティチャンピオンシップの決勝に挑むハルとガク。

ドラゴンバンクの指図で、周り全員が敵の状態。

そこをとんでもない手段で突破する二人。

名を売ることに成功した二人は資金調達にも成功。

そして、仲間を募ります。

超真面目な凛々が加入することになりますが、彼女の役職は・・・。

株式会社トリリオンゲームの最初のビジネスもスタートします。

トリリオンゲーム2巻の感想
トリリオンゲーム2巻の感想※会社を作ります!千鳥も大絶賛トリリオンゲーム2巻です。 1巻の最後は、ドラゴンバンク主催のセキュリティチャンピオンシップ「セクチャン」にチャンレジするところで...

3巻のあらすじと感想

フラワーショップ「ヨリヌキ」成功のため、ホストになる二人。

成功するも、ドラゴンバンクに潰されます。

メディアの力で潰されたことで、ハルはメディア帝国を作る事に・・・。

手始めに、資金調達のため、ソシャゲ開発に乗り出します。

その手段も驚きのもの。

大物ゲーム作家「世界の堀本」を使い、20億円の資金調達に成功。

次は、芸能界に乗り込みます。

トリリオンゲーム3巻
トリリオンゲーム3巻の感想※1兆ドルにつながる新ロードマップ、ホストにソシャゲに・・・トリリオンゲーム3巻です。 2巻の最後では、フラワーギフトのAI(?)オンラインショップを立ち上げました。 3巻では、出資元...

4巻のあらすじと感想

大手芸能事務所ゴッドプロロモーションを手に入れるため、株主総会をむかえます。

元有名芸能マネージャーの祁答院とハルの策略で、見事ゴップロを手中に・・・。

しかし、そこで全ての資金を使い、ゲーム開発費を失った株式会社トリリオンゲーム。

何も言わずにお金を使ったハルに、ガクは、彼のやり方でケンカを仕掛けます。

トリリオンゲーム4巻
トリリオンゲーム4巻の感想※ハルとガクの間に亀裂が・・・。ガクがワルに?トリリオンゲーム4巻です。 3巻では、架空の人物を仕立てあげることで、ソシャゲ開発の期待をあおり20億円もの出資を得ます。 ...

5巻のあらすじと感想

ドラゴンバンクから、ゲーム作家の蛇島を引き抜き、プチプチランドの開発に乗り出したトリリオンゲーム。

ただ、会社にお金がない。

社長の凛々は、証券担保ローンを使い、資金調達をするも、それがアダに・・・。

しかし、旧知を助けたのは、芸能界を抑えるために動いていたハル。

ハルの策で、窮地を脱したトリリオンゲーム。

売上が立ったことで、社員の年俸も一気にアップ。

お金持ちになったものの、変わるものもあって・・・

トリリオンゲーム5巻の感想
トリリオンゲーム5巻の感想※プチプチランドで全員年俸3000万円トリリオンゲーム5巻です。 4巻では、ゴップロ買収のため、ハルが独断で、ゲーム開発費を使ったことで、ガクとハルの間に亀裂が入ります...

トリリオンゲームの作者についてくわしく

トリリオンゲームは、原作が稲垣理一郎先生、作画は池上遼一先生です。

原作は稲垣理一郎

原作は、稲垣理一郎先生です。

生年月日1976年6月20日
出身東京
主な作品アイシールド21、Dr.Stone

→wikiはこちら

作画は池上遼一先生

池上遼一先生は、2022年現在78歳、大阪芸術大学キャラクター造形学科教授も務める劇画家の先生です。
水木しげる先生のアシスタントをつとめたのちデビュー、有名漫画を多数手がけています。

生年月日1944年5月29日
出身福井県
主な作品男組、傷追い人、クライングフリーマン、サンクチュアリ、HEAT -灼熱-、BEGIN

→wikiはこちら

トリリオンゲームはホリエモンもおすすめ

トリリオンゲームですが、堀江貴文さんことホリエモンもほめています。
twitterのリンクにあるnoteも読んでみてください。

あと、ナタリーにも記事があります。
https://natalie.mu/comic/pp/trilliongame

おすすめしているのは、フィクションでありながら、リアルに近いところです。

その理由は、多分、ちゃんと取材しているからだと思います。

技術監修、取材協力がちゃんとしてます。

たとえば、Flatt Securityといった、マジのセキュリティの大手の会社や、岡本吉起さん。

岡本吉起さんは、有名ゲームデザイナー。

カプコン時代に、ストリートファイター2に携わったあと、ゲームリパブリックを立ち上げて、めちゃめちゃ借金しますが、ミクシィと組んで、モンスターストライクを開発して、舞い戻った方です。

トリリオンゲームでも、プチプチランドというソシャゲを開発しますが、そこで出てくるゲーム開発のロードマップなどがリアルなのは、こういったリアルに実務に携わっている方への取材があるからだと思います。

まとめ:仕事をやる気になる漫画

トリリオンゲームのわたしの一番の感想は、仕事をやる気になれる漫画ということです。

ただ単に仕事をこなすのではなく、なんかしたいと思っている人もいると思います。

そんな人にとって、ありえない方法で、ありえないことを成し遂げるハルとガクの姿は憧れの存在です。

トリリオンゲームのような会社や仕事をしたい!

そう思わせます。

現実的でなさそうで、実際にあったことがモチーフになっているところも良いですね。

現実感が意外にある話です。

本当のところ、ハルのように1%の確率のために、全部を賭けるということはできないと思います。

でも、こんな気持ちで戦いたいもの。

トリリオンゲームの仲間がみんな信頼しているところも良いです。

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