格闘バトル

テンカイチ 日本最強武芸者決定戦 6巻の感想※第四仕合決着、血みどろの戦いは愛を語り合うかのごとく

テンカイチ 日本最強武芸者決定戦 6巻

テンカイチの第6巻は、第四仕合、上泉伊勢守信綱 vs. 日野長光の戦いが決着します。

テンカイチの仕合は、最初から熱い戦いばかりでした。

その中でも、個人的に一番熱い神仕合がこの第四仕合。

最も神に近づいた技を持つ武神と神の肉体を持つ相撲取りの戦いですが、戦いを通り越して、愛を語り合うかのよう。

そんなテンカイチの神話と呼ばれる伝説の仕合が見れます。

テンカイチ6巻の基本情報

漫画名テンカイチ 日本最強武芸者決定戦 6巻
発売日2023/1/19
原作中丸洋介
作画あずま京太郎
出版社講談社
掲載誌月刊ヤングマガジン
漫画アプリコミックDAYS、マガポケ

目次

第20話 天覚ノ門
第21話 神の領域
第22話 テンカイチの神話
第23話 静かなる動乱

テンカイチ6巻の主な登場人物

上泉伊勢守信綱(かみいずみいせのかみのぶつな)

日本剣術の最高峰で新陰流の祖。
後見人は、柴田勝家。
千年無双を実現するため、山に籠り、天覚ノ門を開く。

日野長光(ひのちょうこう)

神の肉体を持つ相撲取り。
最強の肉体と知性を持ち、鬼神と恐れられる。
鬼の仮面がはがれ、本来の力を取り戻す。

テンカイチ6巻の感想

上泉がたどり着いた神の領域「天覚ノ門」

鬼の面を脱ぎ捨て本来の姿を取り戻した長光。

長光の力を認めた上泉は、天覚ノ門を開きます。

ここで、上泉の過去が描かれます。

三代続く剣の達人の上泉。

若くして、陰流の開祖、愛洲移香斎を倒した際、移香斎に告げられます。

「武とは己を含め大いなる自然の力を最大限活用することで完成する、それはまさに神の領域・・・」

歴史上最強の千年無双を目指す上泉は、剣の道を究める人生を送ります。

齢60歳にして、人間に求めるものがなくなり、山にこもり・・・。

瞑想をはじめ10年・・・。

一度、心を停止し、死の淵に赴くことで、天覚ノ門を閃くことになります。

神の領域での戦い

天覚ノ門を開き、武の神となった上泉。

神の肉体を持つ長光の突進も一突きで吹き飛ばします。

ただ、長光もタダモノではありません。

上泉が使った相手の力を用いて、逆に跳ね返す技。

その技を真似て、真空の刃、神舞太刀(かまいたち)で攻撃。

‟砲”(おおづつ)のごとき筋肉と、鎧のごとき骨格を持つ長光。

禁じ手の真剣を解禁した上泉の刃も、長光の拳を切り刻むことはできません。

神の技 vs 神の肉体、ともに神の領域での戦いとなります。

テンカイチの神話:奥の門を開き、愛を語る

長光のさらなる力に、本当の意味で認めた上泉。

生まれて百年最強、千年先まで無双の千年無双を究めるため生きる上泉は、天覚ノ門のさらに奥ノ門を開きます。

やっと出会えた‟敵”たりうる者。

本当の敵を見つけた上泉。

上泉は言います。

「チミとワシは、ここで出会うためにこの世に生まれてきたんじゃから!?」

「ワシについてきな!」

「愛してるぜぇ!長光!!」

最強の存在となり、相手となる人間がいなくなった上泉。

おなじく鬼神と言われ、生きることに飽き、眠ることを選んだ長光。

上泉は、齢(よわい)92歳にして、初めて強敵と出会う事ができたのです。

長光も、その意を感じ、ともに高みを目指します。

ここからの二人の戦いは、愛を語りある恋人同士のよう。

ただ、決着は悲しい終わり方。

かっこいいんですが、本当に悲しい・・・。

上泉と長光のバトルは、本当に神仕合でした。

テンカイチの神話とも名づけらるのも納得です。

最強の技と、最強の肉体の戦い、ぜひ単行本で読んでください。

明智光秀

本能寺の変がなかったこの時代。

織田家筆頭家老となっているのが、明智十兵衛光秀です。

70を超えるはずなのに、そうは見えない異様な姿。

森蘭丸は、化け狐と呼んでいます。

そして、明智光秀が後見人となっているのは、佐々木小次郎です。

まとめ:神仕合でした!

上泉伊勢守信綱と日野長光の第四仕合は、まさに神仕合でした。

連載で読んでいたときから凄いと感じていたのですが、単行本で読むと、さらに凄さが分かります。

人生をかけて、剣を究める上泉とそれに応える鬼神 長光。

二人の愛が感じられる、血みどろですが、とてもハートフル。

これを超えられる戦いがこれからあるのか?と思うほど・・。

ただ、次の仕合も面白そう。

連載で読みましたが、第五仕合は、佐々木小次郎が登場。

相手は、ニンニン服部半蔵です。