中国の歴史漫画といえば、キングダムが人気です。

キングダムは秦の始皇帝の話ですが、その始皇帝の後、後漢の皇帝となったのが劉邦。

この劉邦も、10巻となり、史実でも有名な鴻門の会が始まります。

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劉邦10巻のあらすじ

楚の懐王より、秦の都・咸陽に入った方に関中王を任命すると言われ、項羽とその座を争うことになった劉邦。

劉邦は、項羽がもたついている中、咸陽を守る函谷関に向かいます。

函谷関は、咸陽を守る要塞、20万を超える秦の軍勢が守る要所。

2万程度の劉邦軍では、攻めて進む可能性はゼロに等しい状況です。

大将軍になると豪語するのは、韓信。

後に国士無双の男と称される彼は、劉邦軍に加わり、奇策を使い、咸陽に入ります。

咸陽に入り、関中王となった劉邦。

そこに、先を越され、怒りに燃えた項羽軍が迫ります。

40万に増えた項羽軍に対して、劉邦は、秦の軍を合わせても10万。

劉邦を守るため、韓信は、項羽に詫びを入れるという名目で、鴻門の地に向かうことになります。

劉邦10巻の見どころ

劉邦10巻は、項羽と劉邦が戦いの第一弾とも言える鴻門の会が始まるシーンがあります。

10巻の見どころは、国士無双の男「韓信」、秦の終わり、そして鴻門の会です。

国士無双の男「韓信」

終末のワルキューレでも、国士無双の男として、登場する韓信。

戦の強さで、史実では、劉邦、項羽と並ぶ地位に立ったほどの人物です。

ただ、この漫画では、人間くさい韓信が描かれます。

股くぐりのエピソードも、

史実では、町の若者に、

「おまえは臆病者だ、俺を剣で刺すことができないのであれば、俺の股をくぐれ」と言われ、「恥は一時、志は一生」と、股をくぐります。

ただ、漫画では、劉邦夫人の呂稚の股をくぐります。

ただ、この縁から、劉邦軍に加入することになった韓信は、函谷関越えを奇策で乗り切るなど、活躍を見せます。

史実や、ほかの漫画での描かれ方とは、違う韓信の人物像が面白いです。

秦の終わり

始皇帝の死去、二世皇帝となったのは、15歳の胡亥。

若い皇帝を操っていた丞相の趙高は、不老不死の薬として、水銀饅頭を胡亥に差し出します。

馬鹿皇帝と言われた胡亥。

自分が馬鹿と言われても、水銀饅頭が毒饅頭であることは、理解していました。

ただ、劉邦・項羽が咸陽に攻め込んでくることで、自分の最後を知り、馬鹿の道をまっとうします。

趙高も、秦を永遠のものとするため、反乱軍に滅ぼされるという事実を嫌い、水銀饅頭を口にします。

始皇帝が作った、秦ですが、最後はあっけないもの。

そして、馬鹿と言われた胡亥は、本当に馬鹿だったのか、考えさせられる終わり方です。

鴻門の会

先に咸陽に入った劉邦に怒り狂う項羽。

40万の大軍で攻めてくる項羽に、劉邦軍は勝ち目がまったくありません。

韓信は、劉邦を守るため、一計を案じ。

鴻門の地に、劉邦、韓信、張良、樊噲のたった4人で向かうことを提案します。

韓信は、樊噲が鍵になると読み、連れて行きます。

ただ、この漫画では、樊噲はただの大酒飲み。

史実では、大活躍をする樊噲がこれからどう描かれるのかが見ものですね。

まとめ

項羽と劉邦のお話は、小説でも漫画でも映画でも語りつくされています。

ただ、この漫画では、普通とは違う劉邦、そして、韓信の姿が描かれます。

ただ、劉邦の器の大きさは示されます。

咸陽に入り、なくなった胡亥の代わりに、秦王となった子嬰が民衆にリンチされています。

子嬰は、秦は法で滅ぼされたと言います。

民を法でしばり、それが秦の崩壊につながったということです。

劉邦は、民に子嬰へのリンチを止めさせ、秦の法の廃止を告げます。

そして、民の三法を叫びます。

一つ、人を殺すものは死罪

一つ、人を傷つけるものは処罰

一つ、人の物を盗むものは処罰

庶民出の劉邦だから、言える民の三法は、良いですね。

劉邦の器は、人の悲しみや苦しみが分かる事。

この器の大事さは、現代にも通じますね。

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