ギャンブル

賭ケグルイ双(ツイン)1巻を読みました。ギャンブル論的にはこちらの方が・・・

賭ケグルイ双(1) [ 河本ほむら ]

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価格:616円(税込、送料込)

賭ケグルイ双(ツイン)です。
賭ケグルイにはまり、その外伝的(スピンオフですね・・・)なものが出たので、買いました。
賭ケグルイの主人公、夢子の最初の敵であり、今や大事な仲間の早乙女芽亜里が主人公が物語のものです。

夢子が超越した強さを発揮するのと違い、
早乙女の方は、最初、素人でちゃんとギャンブルを勉強して、賭けにのぞむところが、違いでしょうか?
だから、ギャンブルの理論というか、仕組みについては、こっちの方が面白かったです。

ストーリーは、早乙女が百花王学園に入るところから始まります。
夢子の場合は、ギャンブルしているところを見て、普通に受け入れて、賭けに望むのですが、
早乙女の場合は、私たちと同じ感覚で、何?って感じで始まり、最初に借金を背負わされます。

ただ、そこから、ギャンブルがイカサマであることを見抜き、その勝負にしっかり勝つ!
ここらへんは、本編と同様ですね。

その後、勝つために、賭場を開こうということになり、賭けが始まるんですが、
そこで、出てくるマーチンゲール法のところがちょっと面白かったです。

マーチンゲール法は、賭け事を勉強したことがある(変な言い方ですが・・・)人ならだれでも知っている方法です。
基本的には、丁半バクチみたいに、確率が2分の1の賭け事の場合の必勝法で、
最初に100円かけて、負けたら200円、負けたら400円という風に、倍々に賭けていけば、絶対負けないというもの。

これに、胴元の強みを生かしたもので、早乙女は稼ごうとするのですが、
その理論に気付いた生徒会役員に・・・という話が1巻の最後です。

マーチンゲール法については、既知だったのですが、
確率を2分の1以上にすれば、やればやるほど勝てるという当たり前のところがちょっと目から鱗です。
文字で書けば当たり前なのですが、それを理解して実践までの行動に結び付けることが大事ですから・・・

ちなみに、漫画でも描いてますが、マーチンゲール法は、実際のギャンブルでは、勝率はよくありません。
負けませんが、勝てません。
ちゃんと図などに書けば、わかるのですが、マーチンゲール法だと、勝てても、最初の掛金以上は、勝つことができません。

なので、変化形で、3回1セットで、勝てる金額を上げる方法などが、考案されています。
調べればココモ式、モンテカルロの方式なども出てきますが、ルーレットなどのものなので、わかりにくいですね。
FXやっている時に、ここらへん色々考えました・・・

脱線しましたが、賭ケグルイ双はここで終わりではなく、2巻に続きます。
生徒会長を倒すために、賭ケグルイとは違う、流れがありますね。

作画を担当している人は、違う方なのですが、原作は同じなので、
本編とどうリンクするのか、そこらへんも気になるところです。

ひとまず、今出ている賭ケグルイは、全部読みました。

次巻が楽しみです。