クロコーチ

クロコーチ12巻。桜の向こうの桜、スサノオの桜、新章スタート

クロコーチ12巻

クロコーチの12巻、やっと読めました。
今週の始めの方に発売していたのは知っていたのですが、風邪をひいたり、出張があったりで、読んだのは今日になりました。

12巻は、原発テロを起こそうとしたテロリスト「大人は判ってくれない」の章が終わり、それから・・・というところです。

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巻頭に、青いストーカーという特別編があり、そこで沢渡の因縁の話が出てきます。

そして、新章。

大人は判ってくれないの原発テロを阻止したことで、清家管理官は、昇進します。
ただ、目黒審議官が首謀者だということにはだまり、父を殺した犯人の野中の件には、目をつぶり、告発した緑川課長の件もなきものにして・・・

基本的に正しい清家管理官は辞表を出そうとしますが、
黒河内はそのころ、桜吹雪会のさらに奥にある桜、桜の向こうの桜「スサノオの桜」のことをつかんで・・・
という感じです。

新章はスサノオの桜に対してという話なのですが、
そこで、照銀事件の話が出てきました。

調べてみると、照銀事件というのはなかったのですが、たぶんそうだろうと思う帝銀事件という話に行きつきました。

帝銀事件 Wikiはこちら
wikiを見ると、1948年1月26日に、帝国銀行椎名町支店で計12人が毒殺された事件だったそうです。

手口は漫画にも詳しく載っているのですが、厚生省の名刺を差し出した男性が「近くの家で赤痢が発生したのでGHQが行内を消毒する前に予防薬を飲んでもらいたい」と言って、青酸化合物を飲ませたという話のようです。

犯人は小切手を盗んで逃げたものの、捕まらず、犯人らしき人物は逮捕されたもの、その後自殺、真相は闇に葬られたようです。

さらに、安田銀行荏原支店、三菱銀行中井支店にも未遂に終わったものの、同様の事件が起きるなど、訳がわからない事件だったようです。

その謎にもっともらしく迫るのがクロコーチ。
作り話、フィクションだとは分かっているものの、マジかも!と思わせるゾクゾクする感じがあります。

最後に、「近く戦争が起きる」というセリフもあります。

絵自体は、ミステリーやサスペンスの絵ではないですが、妙にはまりますよね!

13巻が待ち遠しいです。

今だけかもしれませんが、amazonポイントがつくみたいです。
あと、私のレビューではありませんが、私の意見と同じようなことが書いてあります。

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