大好きなクロコーチの11巻です。
10巻は、原子力発電所のテロがいよいよ始まるというところで、終わりましたが、
今回は、その続き。
テロ集団、大人は判ってくれないによる、大規模テロ活動に対して、
クロコーチが活躍を見せる!そんな回です。
警官を殺すような悪でありながら、日本転覆を企む巨悪から日本を守る。
そんなダークヒーローのクロコーチがまさにヒーローになるのが、この11巻です。
ずっとつづいてきた大きな敵、そして、意外な人物がテロの“専門家”で、それもびっくりするところ。
あと、清家管理官のお父さんを殺した犯人の正体もわかります。
そして、大人は判ってくれないの部分が終わろうとした後に出てくるのが、
さらに大きな警察内の伝説の存在、特別高等警察ですね。
まだまだ、続くクロコーチワールドって感じです。
クロコーチが面白く、そして、怖いのが、実際にあった組織、あった事件についての巧妙な作り話ってところですね。
警察が、組織として、存在するために、かなりやばいことをやっているっていう陰謀論的なマンガなのですが、
そのやっていることが本当にかなりやばくて、逆に「それはない」というか「あったらやばい!」と思わせる感覚ですね。
終盤に特別高等警察の名前が出てきたので、ウィキペディアで調べたのですが、
昔、実際にあった組織で、共産勢力から日本を守るために、いわゆる赤狩りをしていた組織のようです。
→特別高等警察をウィキペディアで
日本が第2次世界大戦で負けて、GHQが入り、組織は解体されたようですが、
それでも、出身者がその力を利用して、国会議員になったり、公務員に戻ったりといろいろあったようです。
ウィキペディアでは具体的な名前はあまり出てきませんでしたが、
いろいろ調べていくと、なかなかの闇が出てくるかもしれません。
まだまだ、クロコーチワールドは終わらない・・・そんな感じ。
それと、警察がクロコーチに書かれているような本当にやばい組織でないことを祈りたいですね。