MangaOneというアプリで無料で読めることをしって、読みだした懲役339年ですが、
今日で最終回になりました。
このブログで一切、書いていなかったのですが、とても良かったので、書きたいと思います。
懲役339年は、そこそこ評価されたこともあるので、知っている人も多いかと思います。
私が一番最初に知ったのは、朝日新聞の書評のところだったので、そこそこメジャーですね
懲役339年は、前世の罪のお話です。
ハロー・アヒンサーという大悪人がいて、懲役339年という刑を受けます。
アメリカとかに、そういう刑は実際にありますが、終身刑とほぼ同様です。
でも、この漫画では、本当に339年罪を償わないといけません。
償うのは、生まれ変わりのハロー・アヒンサーです。
この漫画では、二代目ハロー、三代目ハローという形で、第一部、第二部という風に、話が変わっていきます。
生まれ変わりというだけで、何の罪もない人が投獄され、外の世界を知らないまま死んでいくわけです。
主人公ともいえる、二代目、三代目のハローたちは、その罪を意外にすんなり受け入れていきます。
それに振り回されるのは、ハローの周りの人々
例えば、刑務所の所長だったり、看守だったりです。
彼らは、ハローにあわれみを抱いたり、時には恋をしたり、私利私欲のために利用しようとしたりします。
そして、前世というものの存在とはどういうことかを考えます。
そして、その本当の意味を知ります。
わたしも最初のうちは、ただ読んでいただけなのですが、
途中で、前世の罪の象徴たるハローの存在理由が分かるところがあり、ちょっとびっくりしました。
単なる漫画の話ですが、
社会の仕組み、政治の仕組み、国の統治の仕組みって、結局、こういうことだろ?
と思えてくるからです。
で、それに対する反発(革命?テロ?)があり、ネタバレですが、最終的にはハッピーエンドに向かいます。
そして、今日の最終回。
ハローの懲役339年の罪が本当に終わる日の話です。
ここで、ちょっとしたドッキリがありました。
流れからいくと、前世の否定なのですが・・・
作者の意地悪のような気もします。
とっても温かい、イジワルですね。
前世と運命の違いがわかる心温まる漫画だったと思います。
面白かったので、ちゃんと単行本も買おうと思います。