まとめ

ガチで面白い大人向けおすすめ漫画※2023年の最近注目の10作

ガチで面白い大人向けおすすめ漫画

2022年も194冊単行本を買いました。

結構な大人ですが、毎日、漫画ばっかり読んで、子供にすすめて、妻に怒られることもしばしば。

そんな私が、最近、大注目のガチで面白い大人向けのおすすめ漫画を紹介します。

ストーリーが気になるサスペンス・ミステリー

ガンニバル【完結】※ディズニープラスで実写ドラマ化の人喰いサスペンス

発売巻数13巻
著者二宮正明
出版社日本文芸社
掲載誌週刊漫画ゴラク
掲載アプリマンガTOP

ディズニープラスで2022年の年末から実写ドラマ化された人喰いサスペンスがガンニバルです。

人喰いと書くと、ホラー?と思うかもしれません。

怖いですが、怖さやグロさをメインにしたものではありません。

前の駐在が謎の失踪をとげ、供花村に赴任してきたのが元刑事の主人公 大悟。

村人は温かく迎えてくれますが、後藤銀という老婆の死から、事態は変わります。

「供花村の人々は、人を食っている」

前の駐在が残した言葉です。

後日行われた銀の葬式で、遺体を桶に入れて、村人が共同で山に運びます。

横やりが入り、桶が倒されますが、遺体がありません。

村人は荒れます。

ただ、一人の大男の「オマエ・・・ラ、ヤメトコ」という言葉で静まります。

この大男こそ、村のすべてを決めるあの人

あの人は誰か、そして、どのように生まれたのか?

謎が謎を呼ぶストーリーが秀逸です。

読み進めると、謎は解決していきますが、新たな謎が現れます。

その謎を追っていく先にあるのは、虐げるものと虐げられたものの深い歴史。

おかしいと思いつつも従っていたことが、大悟という異物の存在で崩れます。

その謎と村の歴史に本当の怖さを感じる物語です。

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平和の国の島崎へ※テロ組織に拉致された戦闘工作員が求める平和とは・・・

発売巻数1巻
原作濱田轟天
作画瀬下猛
出版社講談社
掲載誌モーニング

モーニングで連載中の漫画が、平和の国の島崎へです。

主人公は、9歳のときに国際テロ組織LELに拉致され、戦闘工作員となった男、島崎慎吾。

30年立ち、組織を抜け戻ってきた彼が、日本で安定した平和の生活を求めるストーリー。

どこにでもいそうな島崎ですが、優秀な戦闘工作員なので、かなり強いです。

平和を求める彼ですが、問題なのは、彼自身、平穏を本当に求めているかが微妙なところです。

彼が撮影する写真から見える彼の心が、平穏とは言えません。

そして、「島崎は戦陣に復帰する・・・」という言葉。

ストーリーも秀逸ですが、普通に強い主人公のキレキレのアクションも見ものです。

平和の国の島崎へ
平和の国の島崎へのあらすじと感想とみどころと※元戦闘工作員が平穏を求めるも・・・平和の国の島崎へは、幼少期に国際テロ組織LELに拉致され、戦闘工作員となった男、島崎慎吾が主人公の漫画です。 組織からの脱出に成功...

ダーウィンクラブ※世界に警告する秘密組織が題材のクライムサスペンス

発売巻数3巻
著者朱戸アオ
出版社講談社
掲載誌週刊モーニング

「リウーを待ちながら」「インハンド」などでおなじみの朱戸アオ先生が書く漫画がダーウィンクラブです。

朱戸先生は、リウーを待ちながらで、コロナ前に感染症について書くなど、預言者な側面もあります。

ダーウィンクラブの冒頭は、こんな感じ。

お金持ちの世界的企業約100社に対し、経済格差を是正しないと、この世界から抹殺するという警告が出されます。

警告の主は、アングリービークル。

SNSにはビーグル犬の映像とともい、企業の看板に赤いペンキでラクガキが・・・。

そして、3年後、該当企業に本当にテロがおきます。

まったく同じではありませんが、現実世界でも、ゴッホやモネの絵画に環境団体がトマトスープなどを投げつける事件がありました。

この漫画では、テロを組織する団体の背後にあるクラブの存在が焦点です。

主人公の大良は、小学生の時に、父親を殺されます。

隠れた押入れの影から見た手首には、212という数字と謎の模様。

そして、テロが起きた時に、父親を殺した犯人と同じ顔を発見します。

ミステリーなのですが、その展開がとても不思議です。

進化論を書いたダーウィンが元ネタなのですが、ダーウィン自身、とても奇妙な人物。

進化論は革新的な理論なので、敵も多く、それに対抗するXクラブという秘密組織が実際にありました。

そして、それを組織したのが、ハクスリーという人物。

彼が、ダーウィンに出した手紙が意味深。

「これから悪口と誤解があなたを待ち受けているでしょう

吠えかかってくる犬に対して

あなたには喧嘩に強い友人がいることを覚えていてください・・・」

理想を実現するために暗躍する秘密組織と、それを追う主人公。

奇妙な謎が多く、それが少しずつ分かっていく不思議な感覚が味わえるクライムサスペンスです。

ダーウィンクラブ1巻
ダーウィンクラブ 1巻の感想※謎だらけのクライムサスペンス。ダーウィンにヒントがある?モーニングに連載中で、「リウーを待ちながら」「インハンド」などでおなじみの朱戸アオ先生が書く新作漫画がダーウィンクラブです。 冒頭...

大人も笑えるギャグ漫画・ラブコメ

女の園の星※星野源もファンの女子高の先生コメディ

発売巻数3巻
著者和山やま
出版社祥伝社
掲載誌FEEL YOUNG

和山やま先生が月刊フィールヤングで連載中、女子高を舞台にした漫画が、女の園の星です。

女性向けですが、男の人でもハマるギャグ漫画です。

星野源さんもファンであることを公言、3巻の特装版に収録されているアニメでは、主人公の星先生の声優もしています。

とにかくめちゃくちゃ人気、漫画好きで読んでないことがガチでもったいない漫画です。

女の園の星1巻の感想
女の園の星1巻の感想※女子校の星先生のお話です和山やま先生が、連載中の漫画が「女の園の星」です。 このマンガがすごい!2021のオンナ編で第1位を獲得した作品です。 男の私が...

ファミレス行こ。※カラオケ行この続編

コミックビームで不定期に連載している和山やま先生の漫画が、ファミレス行こ!です。

2023年実写映画化するカラオケ行こ!の続編。

東京で大学生になった岡君が、ファミレスでバイトをしながら生活するお話です。

カラオケ行こに登場した狂児も出てきます。

今、第6話まで来ていて、わたしの計算では、今年の後半に単行本が出そうな気がします。

一話ごとでも面白いですが、登場キャラの意外なつながりが見えてきたので、単行本が待ち遠しい作品です。

ファミレス行こ!の感想
ファミレス行こ。の感想※月刊コミックビームで読めます和山やま先生の出世作カラオケ行こ!の続編が、ファミレス行こ。です。 主人公は、カラオケ行こ!から引き続き岡 聡美(おかさとみ)君。...

ふたりスイッチ※君の名は+ゴーヤのキテレツコメディ

発売巻数1巻
作者平本アキラ
出版社講談社
掲載誌月刊少年マガジン

監獄学園の平本アキラ先生が書いた新しいラブコメが、ふたりスイッチです。

幼馴染の高校生男女がメインで、女の子もかわいい漫画ですが、ストーリーがキテレツです。

本山真一藤近苺は、お隣さんで幼馴染。

学校の帰りに真一が友達の悠斗と部屋で遊ぶのを知り、悠斗が好きな苺は、ゴーヤを片手に盗み聞き。

悠斗が汗をかいたから着替えるということを聞いて、着替えているところを見たい苺は、べランダ越しに覗こうとしますが、そこを真一に見つかります。

驚いた二人は、もつれるようにベランダから落ちてしまいます。

しかし、無傷な二人。

そして、部屋に戻った真一は、友達の悠斗にさかり出す!と言う狂ったスタート。

そう、2人は入れ替わっていたのです!

入れ替わりという「君の名は」のような話なのですが、

一つ違うのは、持ってたゴーヤが歩き出すところ・・・

なんのことだか分からないと思います。

でも、とにかく衝撃的な1話だけでも読んで欲しい作品です。

ふたりスイッチ1巻
ふたりスイッチ1巻の感想※平本アキラ先生の最新作、幼馴染の入れ替わりにゴーヤがからむラブコメディ実写ドラマにもなった監獄学園の平本アキラ先生の最新作がふたりスイッチです。 監獄学園も、絵はきれいなのに、やってることはどうしよう...

ババンババンバンバンパイア※童貞の純潔を守るBLコメディ

発売巻数3巻
作者奥嶋ひろまさ
出版社秋田書店
掲載誌別冊少年チャンピオン

タイトルどおりのバンパイアが銭湯で住み込みで働いているって漫画がババンババンバンバンパイアです。

働いているバンパイアは、なんと森蘭丸。

織田信長に仕えていたあの蘭丸が、吸血鬼になってい生き延びていた話です。

吸血鬼は、処女の血を吸うのが定番ですが、蘭丸が好きなのは童貞の血。

バンパイアハンターに狙われ、命が尽きそうなところを助けてくれた当時5歳の李仁君の血を吸うために、一番、おいしく血を吸える18歳のその時まで、李仁君の童貞を守るためにがんばる話です。

絵がきれいですが、出てくるキャラがほぼ童貞で、やってることがなんかおかしい漫画。

なんかのきっかけで人気が爆発しそうなBL(バンパイアラブコメディ)です。

ババンババンバンバンパイアのあらすじと感想レビュー
ババンババンバンバンパイアのあらすじと感想レビュー※BLならぬバンパイアラブコメディ!ババンババンバンバンパイアというタイトル通り、銭湯に住む吸血鬼が主人公の漫画です。 読売テレビのマンガ沼で、麒麟の川島さんも絶賛。...

ワクワクするヒューマンドラマ

トリリオンゲーム※時価総額1兆ドルの企業を作るスタートアップストーリー

発売巻数5巻
原作稲垣理一郎
作画池上遼一
出版社小学館
掲載誌ビッグコミックスペリオール

作画は「サンクチュアリ」の池上遼一、原作は「Dr.Stone」の稲垣理一郎という驚異の組み合わせのスタートアップ企業漫画が、トリリオンゲームです。

目標は大きく時価総額トリリオンドル(1兆ドル)。

これをコミュ力最強のモテ男ハルと、陰キャのITオタクのガクの2人で成し遂げる漫画です。

ちなみに時価総額1兆ドルの企業は、世界で5社くらい。

アップル、マイクロソフト、アルファベット(グーグル)、アマゾン、サウジアラムコ程度。

そんな企業を作る壮大な話です。

ただ、これがファンタジーではなく、とてもまともです。

ホリエモンも「不快感のない演出でリアルに近い起業家ストーリー」と書く内容。

1兆ドル企業を作るにはどうすれば良いか?

ビジネスの視点でも見れますが、何よりストーリー。

ハルの考えることがとにかく半端ないです。

1巻からすごくて、ハルはドラゴンバンクという超有名IT企業に入社しますが、ガクが落ちると、

「俺みたいな口とハッタリで勝負するような奴と、
ガク お前みたいな、ちゃんと腕のある奴が両輪になるんだよ・・・

片輪しか採らねぇような会社は、買い叩く

100兆円ありゃなんでも買えんだから」

と、ドラゴンバンクのガラス窓に、ある文字を書きます。

「I’ll take you all」

とにかくワクワクする漫画です。

トリリオンゲーム
トリリオンゲームのあらすじと感想レビューとまとめ※やる気が出る面白い漫画ですトリリオンゲームは、千鳥の二人も、いろはにちどりでオススメしている人気漫画です。 作画は「サンクチュアリ」の池上遼一、原作は「Dr...

しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~※絶対読むべきリアルネット案件漫画

しょせん他人事ですからは、SNS全盛の今、絶対に読むべきの弁護士漫画です。

主人公は、ネット案件に強い保田理。

弁護士事務所の入り口に、「他人事」って、字を掲げるやる気があるのかないのか分からない感じですが、ブログの誹謗中傷、芸能人SNSの荒しなどに、被害者、加害者のその後を見据えて、真摯に対応します。

この漫画のおすすめポイントは、リアルで細かいところ。

ネット上で、誹謗中傷されて、訴訟になったら、実際にどうするか?

そして、情報開示請求を行ったらどうなるかがリアルに描かれます。

この漫画を読めば、SNSで誹謗中傷をする気になれないはず。

だって、本気になれば、加害者が分かるし、分かればひどいことになるからです。

SNS利用の教科書にすればよいと思うほど、リアルで分かりやすい弁護士漫画です。

しょせん他人事ですからのあらすじと感想
しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~のあらすじとみどころと感想と※ネット案件を扱うリアル弁護士漫画ネット広告などで気になった弁護士漫画が、しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~です。 ブログで誹謗中傷された場合に、...

熱いバトルマンガ

テンカイチ 日本最強武芸者決定戦※毎仕合が神仕合の戦国最強決定戦

本能寺の変が起きず、織田信長が天下統一を成し遂げた1600年。

死期が近い信長は、「最強の武芸者の闘争」が見たいと言う欲求を叶えるため、跡継ぎを決める代理国獲合戦「テンカイチ」を開催。

戦国最強の武芸者を決める漫画が、テンカイチ 日本最強武芸者決定戦です。

終末のワルキューレのフォーマットなのですが、戦国時代を題材としたワクワクする戦いが行われます。

第一仕合、戦国最強「本多忠勝」 vs 剣豪「宮本武蔵」
第二仕合、小太刀無双「冨田勢源」vs 風魔の女帝「風魔小太郎」
など

実際には合間見れることがなかった戦国の武芸者が戦います。

そして、毎仕合、熱いです。

わたしが気にいったのは第四仕合の上泉伊勢守 vs 日野長光。

齢92歳のおじいさんと、神の肉体を持つ相撲取りの戦いですが、血みどろの戦いながら、愛し合ってるような戦いをします。

2023年1月現在、前半戦が終わったところですが、まだまだヤバイ武芸者が残っています。

例えば、武蔵のライバルの佐々木小次郎も参戦していて、小次郎の後見人が明智光秀です。

歴史好きにもたまらないバトル漫画です。

テンカイチ 日本最強武芸者決定戦 1巻の感想
テンカイチ 日本最強武芸者決定戦 1巻を読みました!本多忠勝vs武蔵など熱い!テンカイチ 日本最強武芸者決定戦 1巻を読みました! ざっくり言うと、終末のワルキューレと同じフォーマットで、戦国時代に生きた日本...

まとめ:ほかにもあります注目作

ガチで面白い漫画の紹介なので、10作だけ選びました。

好きな漫画はいっぱいありますが、2023年の今選ぶ、比較的新しい漫画を選んでいます。

ただ、面白い漫画は、ほかにもあります。

たとえば、バーサス

原作がテンカイチのあずま京太郎先生で、作画がワンパンマンのONE先生のバトルものです。

魔族が支配する世界で、選ばれた勇者たちが大魔王を倒すために腕を磨き、討伐に向かいます。

でも、負けます。

最後の望みとして、異世界から新たな勇者を召喚するのですが、その勇者も、彼らの世界で敗北した人類だったという話です。

絶望から始まる漫画は良作が多いです。

始まったばかりで、これからが楽しみです。

マガポケで1話が読めます。
第1話 最後の望み