歴史

チ。-地球の運動について- 第6集の感想※新しい主人公ドゥラカ。地動説で稼ぐ

チ。-地球の運動について- 第6集

チ。-地球の運動について-の第6集です。

第5巻では、受け継がれてきた地動説の資料が奪われ、何もなくなってしまいます。

しかし、オグジーとバデニーは、感動を残すと言う方法で、地動説を残しました。

そして、時は流れます。

C教の圧力ばかりが書かれてきたチ。ですが、第6集では、C教に反乱するものが現れます。

チ。-地球の運動について-第6集の基本情報

漫画名チ。-地球の運動について-6集
発売日2021/12/28
著者魚豊
出版社小学館
掲載誌ビッグコミックスピリッツ

チ。-地球の運動について-第6集のあらすじ

備えよ。運命を変える瞬間のために。

オクジーとパデーニが命を賭して真理を生き残らせてから25年の時が経った。C教の権威が揺らぐ激動の中、神が決めた「運命」に父を奪われ、神を信じられなくなった少女が自らの強い信念のために動き出す。その先に待ち受けるのは―――
神様はいると思う?/いない/違うよ/え?/神様はいるかいらないかって聞いてるんだよ
DMMブックスより引用

目次

第36話~第44話

チ。-地球の運動について-第6集の感想

異端解放戦線

冒頭、異端な動きをする集団が登場します。

十字架が燃やされているのです。

そして、男が兄に、聖職者の腐敗した姿を問います。

C教を信じる兄に、彼は言います。

C教正統派は間違っていたと言え!

そして時が流れます。

シュミットという男が、審問官に捕まります。

審問官は言います。

「神を殺すのが目的か?」

シュミットは言います。

「私は神を信じている」
「私の目的は、人倫に汚された神を復活させること」
「その為、当面はC教正統派を弱体化させるべく務めている」

神を信じているのに、C教を信じていない発言をするシュミットに、審問官は混乱します。

そして、シュミットらが自分を盲信しているとし、自分の運命を呪えと言います。

シュミットは、言います。

「では、行動を開始する」

10人のC教に、3人で立ち向かうシュミットら。

東方から伝わる代物で、ドガンと解決します。

そして、ある「物」を回収。

そして、言います。

「地球を、動かすとしよう」

C教が絶対だった今までの流れとは一転して、対抗する勢力が登場、そして成功します。

地動説についての言及はありませんが、地球を動かすとしようは・・・ですよね。

ドゥラカ

第6集からの、新しい主人公が登場します。

若い女性、ドゥラカです。

小さな村に住む彼女は、村長に言います。

「我々にはもっと効率的に、稼ぐ方法がある筈です!」

賢い彼女は、一度行った廃村の地図を正確に書くこと、村の作業を効率化し、生活を豊かにすることなどを成し遂げます。

ただ、村長は、貪欲はダメだ、それが神の教えだと言います。

彼女は引き下がりますが、納得できません。

安心できないからです。

家に戻ると、貯めたお金の上に横たわり言います。

「足りない。こんな程度じゃ死ぬ不安は拭えない」

両親をなくした彼女は、病気の叔父と暮らしています。

ダメな叔父ですが、子供の時に、彼女の信念となる3つの魔法を授けてくれました。

それは彼女にとって、とても大事で、それが彼女の信念となり、それが、お金に執着する彼女の今を造っています。

しかし、叔父は、彼女を裏切ります。

ただ、それが彼女の運命を大きく変えます。

それが、地動説です。

ドゥラカと地動説

廃村である本をみつけ、ドゥラカは地動説を読むことになります。

今までの主人公たちは、地動説自体に興味を覚えました。

C教が教える天動説とは違う教えの正しさ、真理に興味を覚えたのです。

ドゥラカもその点を理解はしていますが、彼女が思ったことは違います。

「この本で大稼ぎできる、かも。」

彼女は、本の文化的な側面と、それでできることに興味をもったのです。

大儲けできるかもと思ったことで、彼女の信念は固まります。

C教の司教に見つかり、その後異端解放戦線のシュミットに捕まれ、剣で脅され、本を奪われようとしても、信念は揺るぎません。

「私は今日ここに運命を変えに来てる。」

シュミットが奪おうとする本を燃やすのです。

そして、彼女は、シュミットと組織長のもとに行くことになります。

神はいるのか?

シュミットとドゥラカは、進む道中、対話をします。

話題は、神についてです。

C教を信じない点で一致した二人ですが、意見が対立します。

ドゥラカは神の存在を否定します。

シュミットは、神の存在は肯定します。

自然主義者(ナチュラリスト)である彼は、人間により作られた神そして人間の知性を否定します。

自然の摂理に沿って、生きれば良いという感覚的な生き方です。

ドゥラカは、人間の知性は肯定、それを捨てたら、人間の成長も発展もないと言います。

信念のために、お金を稼ぎ、安定のための努力を続けないと落ち着かないのです。

意見が決裂する二人。

朝日を浴びて、神を感じるというシュミットに、苦痛を感じるドゥラカ。

二人の対比が面白く、そして、考えさせられます。

活版印刷

意見が決裂した二人ですが、目的は似ています。

シュミットは、地動説を活版印刷で流通させたいと言います。

それが組織長の考えること。

C教を弱体化させると・・・。

そして、その組織長こそあの人物なのです。

オグジーやバデーニと言った名前は出てきましたが、第5集からの人物のつながりはありませんでした。

最後に、つながりがある人物が登場します。

意見が正反対のシュミットとドゥラカですが、目的、やりたいことは同じというのが面白いところ。

地動説がどう展開していくのか、先が楽しみです。

まとめ:地動説を普及させ、本当に地球を動かすのは?

第6集になり、展開が変わりました。

第5集までは、絶対的でゆるぎない教えだったC教でしたが崩れてきました。

そして、神の存在すら否定するドゥラカのような存在も登場しました。

さらに、真理や真実といった事から、出版して稼ぐという俗っぽい話になりました。

ただ、地動説を普及させ、本当に地球を動かすのは、こういう俗っぽいことなのかもしれません。

色々経験してきた組織長がどう判断するのか・・・。

そこも気になりますね。