ひゃくえむ

ひゃくえむ。5巻(最終巻)の感想※何のために走るのか

ひゃくえむ。5巻(最終巻)の感想

ひゃくえむ。5巻。最終巻の感想です。

マンガ沼で、麒麟の川島さんがおすすめしていたこの漫画。

番組に出演していた作者の魚豊(UOTO)さんのキャラクターも面白く、推薦の熱量がすごかったので読み始めましたが、確かにすごかったです。

名言だらの「ひゃくえむ。」ですが、最後の問いは、単純です。

「何のために走るのか」です。

ひゃくえむ。5巻のあらすじ

高校から10年。元天才は、’走る意味’を探していた。 インターハイの舞台で、小宮との再会を果たしたトガシは、変わり果ててしまった小宮に、人生で初めて’敗北’する。──それから10年、’走る意味’を失い、並の選手になってしまったトガシは、再起を懸け、’日本陸上’を目指すのだが……? たった100mに人生を懸けた男の物語、完結!!
DMMブックスより引用

ひゃくえむ。5巻の感想

ひゃくえむ。5巻は、ネタバレみたいになりますが、1話1話、濃密な内容です。

トガシ、小宮のほかに、財津、そして、海棠、カバキといった陸上選手が登場し、それぞれの哲学が描かれます。

テーマは、何のために走るかです。

何の為に走ってるんだ?(トガシ)

高校のインターハイから10年、企業の契約選手となったトガシ。

ギリギリ今年の契約更新が決まったものの、圧倒的な速さだった中学時代、復活した高校時代と比べて、普通の選手になった自分に、何の為に走ってるんだ?と問いかけます。

そして、アドバイスをもらうため、新年会で、所属チームのトップの海棠(かいどう)に話を聞きます。

何のために走るのかわかってりゃ現実なんていくらでも逃避できる(海棠)

企業チームのトップが海棠です。

15年もトップにいる化け物のような選手。

それでも、日本陸上トップの財津には勝てずに、万年2位などと言われます。

彼は言います。

財津と会って以来15年、‟現実”って奴を見せられ続けてる。

いつも最後の直線で負ける現実、小宮なんて若手が台頭した現実、1秒1秒老いていく現実

ただ、不思議なことに、とうの俺は、「次こそ俺が勝つ」と信じ切れてる

なぜか、それは現実は逃避できるからだ

俺を俺を認めるからだ

何のために走るのかわかってりゃ現実なんていくらでも逃避できる

これを聞いてトガシは全力で走れば良いという単純なことに気づきます。

ただ、現実逃避とは、そう単純なものではありません。

俺がまだ走りたいんだ!(トガシ)

練習で肉離れをおこしたトガシ。

チームから契約終了という現実を突きつけられます。

公園で考えていると、子供たちが走る練習をしています。

アドバイスをするトガシ。

それほど真剣にならなくてもいいよと、子供たちに問いかけるトガシの目から涙が・・・

そこで気づきます。

俺がまだ走りたいんだ

人生すべてを記録に賭ける(小宮)

日本陸上の日、絶好調で予選トップの小宮は、おなじく予選トップの財津と話します。

財津は、人生全てを記録に賭ける小宮に、憐み(あわれみ)をかけます。

硬派な姿勢は評価するが、大変惨めだと・・・

しかし、予選で2着に沈み、記録を求めず走る海棠に、記録で抜かれることで、思うのです。

何のために記録を求めてたんだ?

対戦相手だけだ(財津)

絶対王者と言われ続けている財津。

彼が求めるものは1位のみ。

記録にこだわる小宮に、言います。

この世で1位を生み出せるものはただ1つ、対戦相手だけだと。

ただ、予選の時点で、彼は絶対王者の称号と引き換えに闘争心を失ったと言っていたのです。

僕らは一体何の為に走ってるんだ?(小宮)

日本陸上の決勝の直前、トガシとあった小宮は、

僕らは一体何の為に走ってるんだ?

と問います。

小6の時から、自分の進む道を決め、人生をかけてきた小宮の気持ちにブレが出たのです。

この問いに対して、トガシは、言います。

真剣(ガチ)になる為

小宮くん忘れてるみたいだけどこの世には単純なルールがあったはずだ

100mだけ速ければ全部解決する

中学以来、ずっと悩み続けてきたトガシですが、走る意味を知ったことで、強くなりました。

「100mだけ速ければ全部解決する」は、1巻に出てきた言葉ですが、重みが違いますね。

日本陸上の決勝(最終回)

ひゃくえむの最終回は、日本陸上の決勝です。

決勝に進出したのは、トガシ、小宮、カバキ、海棠。

カバキは、新生でトガシの後輩です。

予選での海棠の走りは見事です。

彼の言う現実逃避は、漫画の第37話で読んでください。

ちなみに、海棠は、中国原産のバラ花の花の名前と同じです。

楊貴妃にまつわる花言葉があり、ほろ酔いで眠そうにしている楊貴妃を見て皇帝が「海棠の眠り未だ足りず」と言ったそうです。

少し分かる気がしますね。

ひゃくえむ。の最後

ひゃくえむ。の最後は、これです。

俺の名はトガシ。

どこにでもいる普通の人間だ。

ただ一つ変わったことがあるとすれば

走るのが、好きだ。

1巻の最初を読み返してください!

まとめ:名言だらけのひゃくえむ

ひゃくえむ。5巻で完結です。

トガシ対小宮のどちらが優勝したのかは分かりませんが、そんなことはどうでもいいです。

何のために走るか?

何のために生きるか?

自分のために生きる!

ひゃくえむには、それが詰まっています。

決勝には出ませんが、財津の決勝前の言葉の

「極上の10秒を味わえ」

この後の最終話の流れが良いです

たった10秒で世界が変わる。

100m走の奥深さを感じます。

そして、1巻と5巻が繋がっているのもいいです。

小学生のトガシと小宮、大人になったトガシと小宮。

同じセリフの意味が変わりますが、大人になった方が、考え方がシンプルになるところがマジっぽいです。

ネタバレになっちゃいそうなくらいに書きましたが、漫画のインパクトがすごいので、ぜひ読んでください。

魚豊先生の漫画は、チ。が有名ですが、ひゃくえむ。もそれ以上にすごいです。

ちなみに、単行本は、プレミア価格がついています。

安く読みたい方は、DMMブックス、kindleなどの電子書籍をおすすめします。
→ひゃくえむ。5巻をDMMブックスで読む
※DMMブックスなら、無料で試し読みもできます。

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