裏少年サンデーで連載中の裏バイト逃亡禁止のレビューを書きます。
基本的に、怖いのは苦手なので、ホラー漫画は読みません。
でも、表紙の雰囲気からそうと気づかず、読んでみてハマった作品です。
ホラーっぽい漫画の設定で多いのは、主人公が能力を持っていて、恐怖の対象となる敵を倒せることです。
ある意味、結局、主人公は負けないという点が、怖さを軽減する要素です。
でも、この漫画の主人公は、敵を倒す能力はありません。
基本的に、ただ逃げるだけ・・・、そこが面白いホラー漫画です。
裏バイト逃亡禁止のあらすじ
まず、最初のページに、‟裏バイトの心得”が表示されます。
裏バイトの心得
1.創造もし得ない事が起こると心得るべし
2.情報収集を欠かしてはならない
3.可能であれば、協力者を求めるべし
しかし、いざという時は・・・
非常な決断も必要である
第1話ホールスタッフのあらすじ
あらすじとして、第1話ホールスタッフのストーリーを書きます。
主人公は、白浜 和美(しらはま なごみ)と黒嶺 ユメ(こくりょう ゆめ)の二人。
彼女らは、自給1万5000円のレストランのホールスタッフのバイトに応募します。
緑心庵というレストランは、森の近くにあるレストラン。
そこそこ繁盛しているレストランで、優しそうなオーナーの元、二人で働きます。
ちなみにバイトは、二人だけ。
1日の仕事が終わり、住み込みのため、夜は二段ベッドの部屋で二人で寝ます。
眠る白浜さん。
そこで、森で何かに追いかけられる夢を見ます。
そこで、「起きて」と黒嶺さんの声。
起きると、黒嶺さんが、「臭い、臭い、臭い、くさい、くさい、くさい・・・」と・・・
すると、部屋から、親子の後ろ姿が・・・
外から「なに、焦る事はないさ。彼女たちもしばらくここにいる・・・」とオーナーの声。
次の朝、オーナーから、「2階には病気の妻がいるんだよ」との話
それから1週間、毎日、森の夢を見る白浜さん
1週間後の夜、同じ夢を見る白浜さん、ふと起きて、2階に行ってみると、そこにあったのは・・・という感じです。
主人公たちの能力としては、黒嶺さんの臭い、臭いだけ・・・
これ一点で、未知の恐怖に立ち向かう!
なかなかのホラー漫画です。
裏バイト逃亡禁止の登場人物
裏バイト逃亡禁止の登場人物は、物語が進むと、少し増えますが、基本、白浜さんと黒嶺さんの二人だけです。
白浜 和美(しらはま なごみ)
裏バイト逃亡禁止のメインの主人公。
活発で人当たりがよい生活。あまり仕事はしたくない・・・
何かの理由で、大金が必要で、時給の良い裏バイトをやっている
黒嶺 ユメ(こくりょう ゆめ)
白浜さんとコンビのメインキャラ。
優等生で人見知り。
何かやばいことを感じると、「臭い、くさい、くさい」と言う。
実は、白浜さんの高校時代の同級生。
1話で、白浜さんがそのことに気づく。
裏バイト逃亡禁止の感想レビュー
裏バイト逃亡禁止の感想です。
ジュンク堂で、表紙を見て、気になった作品です。
表紙の感じから、ヤバイ裏バイトの漫画かなと思って、読んだのですが、ホラーとは思いませんでした。
よく見ると、表紙に謎の生き物がうつっていますね。
1話のホールスタッフのほか、ビル警備員、個人向け配送業、治験など。
現実にはありえない話ばかりですが、かなりホラーです。
何より、主人公が弱くて、恐怖に立ち向かうすべがなく、ぎりぎり逃げて終わるだけという展開がなんとも言えません。
世にも奇妙な物語っぽいと言えばそうですが、治験の回など、微妙に、現実にあったりして・・・と思うことがあり、怖いですね。
怖いものは嫌いなのですが、なぜか気になるそんな作品ですね
ちなみに作者の田口翔太郎さんは、同じような不死身のパイセンという漫画も書いてますね。
こっちもホラーで、ひどい目にあうけど、なぜか復活するらしいです。