2019年3月31日深夜よりドラマのシーズン2も開始する賭ケグルイの最新刊、11巻の感想です。
個人的に、10巻の内容がイマイチだったのですが、11巻はすごく良かった。
今回のメインは、蛇喰(じゃばみ)夢子ではなく、副生徒会長の桃喰(ももばみ)リリカがメイン。
リリカが詐欺師が家業の尾喰凛(おばみりん)と、ITギャンブルゲーム「戦争」で戦います。
いつも仮面をかぶっている副生徒会長の素顔も見れます!
賭ケグルイ11巻のあらすじ
副生徒会長桃喰リリカは、早乙女芽亜里を仲間にいれるため、その信頼を勝ち取ろうとします。
信頼を得ようと狛喰希(こまばみのぞみ)とのギャンブルに圧勝したリリカ。
勝った報酬として、選挙戦の票を要求すると、希は、票はない!といいます。
票のかわりに、疑似通貨スコムコインを持っていると!
スカムコインは、票または現金と交換できる通貨で、発行主の持つ票数×1万円と交換可能。
票は、生徒一人ずつに配布されるが、選挙に興味ない生徒にとっては不必要。
スカムコインと交換すれば、大金持ちになるチャンスもあるとのこと・・・
詐欺の匂いを感じたリリカは、その発行主が尾喰凛(おばみりん)であることを見抜き、凛とのギャンブル対決になります。
賭ケグルイ11巻のギャンブル「戦争」とは
今回のギャンブルは、今までの賭ケグルイになかった、タブレット端末を使ったITギャンブルの戦争です。
参加者は、6人。
6人が、それぞれA国、B国、C国、D国、E国、F国を担当し、それぞれの国を「攻撃」または「守備」をして、点数を取り合うゲームです。
攻撃は、複数国を同時に攻撃することが可能。
攻撃している国を攻撃した場合は、攻撃側が+10、受けた側が-10
守備している国を攻撃した場合は、攻撃側が-10、受けた側が+10
守備を選択した場合は、一律-5となり、他国に1点ずつ分配されます。
もう一つのポイントが外交戦略ができること。
プレイヤーはいつでも他国に要請ができます。
「守備をしろ」「A国を攻撃してくれ」など、当然、要請を受けるも受けないも自由です。
1点=1スカムコイン=1000万円、10ターン行い、その結果もしくは、誰かのギブアップで、決着となります。
国家に真の友人はいない、だまし合いゲーム、それが戦争です。
戦争の参加者
今回の戦争の参加者は、下記です。
・桃喰リリカ・・・仮面でおなじみの副生徒会長
・尾喰凛・・・詐欺師が家業の一族、嘘が本業
・尾喰茨(おばみいばら)・・・凛の側近、金髪でヤンキー風情も彼には、尾喰家には忌み子と言われる性質が。
・杏子(あんず)・・・芽亜里のクラスメイト
・有架(あるか)・・・芽亜里のクラスメイト
・美鳥(みどり)・・・芽亜里のクラスメイト
今回、芽亜里は参加していません。
お分かりの通り、リリカ一人で、他の5人と相手する構図です。
賭ケグルイ11巻の見どころ
今回の賭ケグルイ11巻の見どころというか、テーマは「嘘(うそ)」です。
詐欺が家業の尾喰凛が、嘘をはりめぐらせ、リリカを追い詰めます。
マンガを通して、詐欺師の論理、やり方なども分かります。
詐欺師は、良く「うそはついていない」と言いますが、そのトリックや、一般人が詐欺にはまり、そして、はまりきる醜さなども見えます。
ただ、単に「うそ=醜いもの」だけでないのが、原作の良さですね。
賭ケグルイには、うなる脚本を見せられる巻があります。
今回はそんな巻のうちの一つ!
原作の河本ほむらさんには、ほんとうに関心します。
賭ケグルイ11巻のもう一つの見どころ
河本ほむらさんのことばかり、褒めていますが、
作画の尚村さんも褒めたいところがあります。
第57話の予見する女は、夢子が少しだけ登場するシーンですが、
話に関係なく、着替えているシーンが出てきます。
ここは、なんかいいですね!
男子にはお楽しみのところです。
賭ケグルイ11巻の感想
賭ケグルイ11巻の感想ですが、とにかく面白かったです。
最後に、いつも仮面を被っている副生徒会長の素顔も見れます。
生徒会長の桃喰綺羅莉(ももばみきらり)とは、双子と言われますが、リリカの顔には、少しやさしさを感じます。
例えは、間違っているかもしれませんが、エリカはエリカでも、綺羅莉は沢尻エリカっぽくて、リリカは、戸田恵梨香って感じでしょうか?
賭ケグルイは、1巻1巻の話が完結するところが多く、読み応えのある単行本が多いのですが、
今回は、その中でも秀逸な巻だと思います。
夢子でもなく、芽亜里でもない、副生徒会長の桃喰リリカがメインの回ですが、
ストーリーの主役は、尾喰家の二人。
賭ケグルイドラマ シーズン2が原作のどこまで進むかはわかりませんが、
かっこいい俳優二人が演じると、かなり反響ありそうです!