クリスマスのプレゼントに子供にプレゼントした風雲児たちですが、
大人が読んでもかなり面白く、笑うとかの面白さでなく、戦国時代について、
より深く理解できるので、感想を書きたいと思います。

風雲児たちは、もとは幕末について書いてくれというオーダーだったものを、
なぜか、作者のみなもと太郎さんが関ヶ原の戦いから書き始めたというものですが、
その1巻がかなりいい内容です。

かなり昔のものなので、書店には置いてないかと思いますが、
kindleなんかの電子書籍で読めるので(買うより安い!amazonのマーケットプレイスで中古で買うよりも!)、読んでみてください。
歴史好きの人には当たり前かもしれませんが、ちょっと好きくらいの人(BASARAや戦国無双はやってるくらい)の人には面白いと思います。
いろんな意味合いで、関ヶ原から徳川の時代のことがわかります。

風雲児たちは、関ヶ原の戦いで負けた石田三成側から話が始まります。
戦国BASARAなどのゲームでは、冷酷非情な形で描かれる三成ですが、
実際は、19万石しかない小大名、戦いの実績もなく、実際問題、西軍の本来の総大将は、毛利輝元です。

よく言われることですが、軍勢の配置、戦力からいって、優勢なのは西軍のはずでしたが、
東軍、徳川家康は、絶妙な切り崩し、西軍の裏切りで、戦況を逆転させます。

一番大きかったのは、毛利の軍師、吉川広家の裏切り。
広家は、戦況を考え、東軍が有利と考え、毛利軍を動けない状態にし、実質、戦いに参加させません。
このタイミングで本来、秀吉の養子である関係が濃いはずの小早川が裏切り、戦況が一気に変化
東軍が勝つことになります。

これで割をくったのは、土佐の長曾我部、地形的に毛利の後ろに陣取っていたため、毛利が動かないと動けず
何もせずに終わってしまいます。

島津も同様で、毛利が動けば動く構え、こちらも動けず、戦いに参加せずに負けることになります。
島津については、そのあと、捨てがまりで有名な果敢な撤退で、薩摩に帰ることになります。

うまくいったはずの毛利ですが、徳川の裏切りにあい、関ヶ原の戦い後、大きく石を減らし、
いまで言う山口の先、萩まで追いやられます。

その後、徳川家康の徹底的な大名つぶしの策(参勤交代など・・・)にあい、力をそがれていくわけです。

この流れで、毛利の長州、島津の薩摩、長曾我部の土佐は、幕府こと徳川への恨みを募らせていくことになります。

結局、この構図が明治維新へとつながるということのようです。

歴史をちゃんと勉強していればわかった構図なのですが、このマンガで初めて、この意味合いがわかりました。

最近では、八重の桜で、薩摩長州の新政府軍が徹底的に幕府の残りを倒すため、最終的には北海道まで追い立てますが、
その意味も、関ヶ原の戦いの恨みが残っていたということですね。

ここらへんのことが分かるのがこの風雲児たちです。

読みづらい文章だったかもしれませんが、漫画で読むとよりわかりやすくすっと入ってきます。
まずは、お父さん(女の人向きじゃない気がします)が読んで、子供に進めると、日本史の成績が良くなるように思います。

日本史の参考書、副読本として、かなりおすすめですよ!


kindleだと税込で半額です!

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